バレてはいけない (ページ6)

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来る、来る

彼らはもう隣のテーブルまで来ている

必死に平静を装ってサユリとおしゃべりを続ける。

私たちは2人とも歩いてくる7人に背を向けて話していたから、とんとん、と肩を叩かれて普通に振り返って死ぬ、と思った。

NJ「アニョハセヨ～キムナムジュンスミダ」

あ、、ナムさん、と言いそうになって必死に思い出す。私は〈ファン〉じゃない。

『あっ…こんばんは、』

サユリ「ごめんなさい日本人なんです、ケンタって分かりますか？私の従兄弟なんです。まだ新入りなんですけど、よろしくお願いします。」

日本語でガンガン話していくサユリすごいなあ、と見ていると、ナムさんは理解してくれたようで

NJ「日本語、わかりました！こんばんは、キムナムジュン、と、いいます。他のメンバーは、もうすぐ来ます」

流石だ。私の中の全米が泣いています今。ナムさんの日本語生で聞けるなんて。

JN「こんばんは！ワールドワイドハンサム、のジンです！」

SG「シュガ、です」

JH「ホビ！じぇい、ほぷです！」

JM「こんばんはあジミンです」

TH「Vです、ありがとごじゃいます～」

JK「どうも～じょんぐく、です」

なんだここ天国か、なんて思いながら必死に普通を装う

『こんばんは、Aといいます。みなさん日本語お上手なんですね！』

NJ「A、さん！ハハ、ありがとございます」

うん、知ってますけどね。みんな日本語頑張って勉強してたの。

サユリ「サユリといいます！ツアー頑張ってくださいね！」

NJ「じゃあ僕は、次、行きますから、メンバーと少し、おしゃべりしてて、下さいね！」

と言い残しナムさん次のテーブルへ。尊敬の眼差しでしかねえよナムさん、流石だ(2回目)

JM「おふたりとも、美人、ですね～」

えっジミンどうした。爆弾投下。

『あはは～そんなことないですよ、でもありがとうございます』

絶対あはは～が不自然だなと思いながらも会話を続けようと頑張る。

サユリはサユリで、ジンホソクユンギの兄組と従兄弟さんについて盛り上がってるみたい。

じゃあわたしはマンネラインか、うわ幸せ。

なんて思っていると、テヒョンと2人で話していたグクが近付いてきてジミンに何やら耳打ち。

良くないこと言われてるんじゃないかと少し悲しくなっていると

JK「僕、ひめさん？タイプ、かも、しれないです」

JK「連絡先、ダメ、ですか？」