バレてはいけない (ページ4)

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あれからしばらく月日もすぎて、段々あの話とあのお願いを忘れかけていた頃だった

サユリ「A、ちょっといいかな」

『ん？どしたのサユリ』

なんだなんだ、彼氏が出来た？…サユリ可愛いからな、わんちゃんある。リコと喧嘩した？…ないわ。告白してくる？…あ、これか。

なんて色々考えながらサユリに着いていくと

サユリ「大丈夫だった！！全然オッケーだった！」

なんだもうオッケーもらってんじゃん。彼氏出来たが正解だったか。

『あ、もうしたのね？よかったじゃんサユリついにリア充かおまえ！！今日から敵か！！』

サユリ「は？何言ってんの！私がしてるのはばんたんの話」

ばんたん？サユリがBTSの話？

…あ、そうじゃん、それって、

『…え、ええええええ！！！ほんとに！！え！やった無理どうしよう会えるのね私バンタンにえちょっとどうしよう無理だ私生きてる？会った瞬間倒れたりしないかなもし喋るなんてことになったら何話そういつも見てます？応援してます？世界で一番好きです？待ってでも私韓国語話せない勉強したけどサランヘヨしか知らない、あ、どうしよう想像しただけで鼻血が』

サユ「A落ち着け鼻血止めて。よく聞いて、条件があるから」

『うん、なになんでも聞く会えるなら聞く』

サユリ「ファンだってバレちゃダメだよ、今回のワールドツアー始まる前のパーティーに1人3人まで招待していい、でもファンは無し、ってルールで混ぜてもらうんだからね」

言われるかもとは思っていたけど

実際あるんだなあ、そういうルール

隠せるかわからないけど、会えるんだから

頑張るしかない

そんなこんなで、夢の、憧れの、あのBTSに

会えることに、なりました