第二話 ページ3
_________その声は
…私の、大好きな声だった。
振り向くと、案の定、黒髪の鉄仮面の様に無表情な少年が立っていた。
「…ぁ…」
すると、私の手を掴んでいた奴たちは、みるみる顔を青ざめ、無様な事を叫びながら走って行った。
…まぁ、そうだろう。
この黒髪の鉄仮面少年は、ここでは『最強』と呼ばれる、ケンカの大将。
＿＿＿＿＿そして、私が『男装』ってことを優一知っているのが、この
『西條 裕也』先輩
であり
私の、大好きな彼氏でした。
＿＿＿＿その時
途端に後頭部を引かれた。
…え。
それと同時に、先輩の顔が私の耳元に来た時が付いた瞬間＿＿＿＿
「…だから、俺以外の男に逆らうなっつっただろ…！」
と、なんだか焦りの混じったような声が耳元でこだましたように聞き取れた。
＿＿＿＿ドクンッドクンッ
激しく心臓が脈打ち始める。
…これは、私の事、守ってくれたってことで…
心配してくれたって、ことだよね…？
やば、うれしい…
「…す、みません…！」
私は堪らずニヤけが止まらず、他の人には見せない、笑顔で誤ってしまった。
いろいろないみでオカシイ。でも、これが精いっぱいの裕也先輩に対しての『無表情』だった。
「…な、なに笑いながらニヤけてんだよ」
…へへ
今はそんな先輩の言葉も
心地よく、幸せに変換しちゃいますよ。
先輩、大好きです。
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kisaki - いいですね！早く続きがみたいです！ (2020年4月20日 23時) (
レス) id: 141435057c (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 雪の涙さん» どういうことですか、失礼すぎませんか？ (2015年9月5日 21時) (レス) id: eec98498a5 (このIDを非表示/違反報告)
俎蘭 - キュンキュンだぁ (2015年8月12日 14時) (レス) id: 32bd50dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
雪の涙(プロフ) - え、たったこれだけの作品でこんなに人気でる事ってあるのですか？Σ((´・ω・`) (2015年7月22日 22時) (レス) id: 7ba747db52 (このIDを非表示/違反報告)
白 - やばいです、きゅん死にます← (2015年6月13日 18時) (レス) id: f1413746dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ x他1人 | 作者ホームページ：http://ましゅ
作成日時：2015年5月31日 18時
