眠ってる君に、愛の歌を〜darkmusic〜

第５１話＜月島風香＞ ページ39

うそ、でしょ？

ノックスがいなくなった

いつだって傍に居てくれたのに

苦しい時には唯一

手を差し伸べてくれたのに

なんで…？

最後にノックスが言ってた

「冷めた」

っていう冷たい一言

確かに曖昧だし

言ってることが矛盾してる

どう、すればよかったの？

何が正解だったの？

シ「A…」
『ごめん２人とも いまはちょっと…１人になりたい』
シ「分かった。寂しくなったら直ぐに呼べよ？」

２人がいなくなって

ただ静寂な時間が流れる部屋

なんだか懐かしいな

小さい頃

お父さんの鬼特訓が嫌になって

こんな風に１人で居たっけ

…そういえば

髪、あのころに比べて伸びたな

イブリン家の方針に従って

強さに比例する髪の長さにしてたけど

もう、いい加減良いかな

イブリン家の方針には従わない

自分の意思で行動しよう

『すぅ…ブリエ・エレクトニクス アーチャーソード』

ポケットに入ってた

魔法石を使って

久しぶりに剣を作った。

これは、自分自身にけじめをつけるため

絶対に甘えないため

二度と誰かを傷つけないため

そして、考えを変えないようにするため

…これが、新しいスタートだ

作った剣を高く結んでたポニーテールに当てて

思いっきり髪を切った

ザンバラで全然そろってないけど

むしろ、これで良いんだ

ノックス、振り回してごめんね

もう一回認めてもらえるよう頑張るから

君に相応しいようになったら

また、話してくれる？

…シルバーはこの髪型認めてくれるかな…

後先考えずに切ったけど… ま、いっか！



※みーなのキャラメーカー使用

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