【鬼滅の刃】おはぎ食ってる場合じゃない

美人は見てるだけでも栄養満点 ページ9

*

ついに、ついにこの日がやってきた





柱稽古(白目)








？「オラオラオラｯまだ休憩つってねぇから！！足を止めるな呼吸をしろ！！」

隊士「ぜぇっ……はぁっ」

隊士「し、しぬ……」




初日から始まったのは元音柱による走り込みのしごき。足が止まりそうになるたびに浴びせられる凄まじい竹刀と怒号

流石元柱というべきの竹刀捌きで隊士達に渇をいれる元音柱は「今年の隊士は質が悪い」と嘆いていた。もうボロクソだ



だがしかし、何周したかもわからない山道を走るたび元音柱の前を通るのだが、彼を見るたびに思う




顔が良すぎやしないか(歓喜)


しかもせっせと米を炊き、おむすびを作るあの三人の美女は嫁だというじゃないか。目の保養対象が四人もいるなんて……




(美人をみて頑張れる)







ついつい私もあの竹刀になりたいだのと気持ちの悪いことを考えてしまったが、美人は無駄に迫力があって早々に観賞対象に切り替えることにした。






嫁「皆さーん！お昼が出来上がりましたよ！」

宇随「お前らｧ！飯の時間だ！！」







三人のお嫁さんによって並べられた大量のおむすびと水に、走っていた隊士達が一斉に群がっていく
私も遅れをとらないよう適当に空いていた場所に向かう

皆汗だくでまだお昼だというのに顔が疲れきっている。だがしかし午後も稽古はあるという事実。

それなのに私は疲労や暑さで食欲が湧きづらくなる方で、今も例に反れず全くといっていい程水しか喉を通らない。

食べないともたないってのはわかってるんだけどなぁ…




隊士1「う、うめぇっ……」

「……ｳﾌﾟッ」




もりもりとおにぎりを両手に頬張る隊士を見ただけで、思わず嘔気が押し寄せてきた。




隊士2「あんた、大丈夫か？無理にでも食べといた方がいいぞ……」

「え、あ、はい」




隣にいた隊士に水とおむすびを渡され、取り敢えず一口ずつ口にいれる。塩味が効いていて美味しいのだが、やはり体が拒絶して喉に通っていかない

けどあの美人が握ってくれたなら食べないわけにはいかないよね



隊士2「……ここは何日目だ？因みに俺は９日目」

「こ…！？まだ今日が初日です」

隊士3「初日！？まじかよ初日であそこまで走れる奴なんてそうそういねぇぞ…」

隊士2「しかも走りながらちょいちょい幸せそうな顔してたよな？」



(やべぇ美人見てにやけてんのみられてた)

泣き黒子て憧れるよね→←姉妹って素晴らしい

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