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目の前には王下七武海のあのドンキホーテ・ドフラミンゴ
そして何故だろうか、じっと見られている
宙吊りにされ空中で身動きなんて取れないので仕方なく大胆にも開かれている胸元に目をやる
この人すね毛は生えてるのに胸毛はないんだなぁ、なんてとんでもねぇ失礼なことを考える
「降ろしてほしいか？」
『は、はい』
「フッフッフ、ならなんか面白いことやってみろ」
面白いこと…？
まさかの無茶ぶりに目線をずらせば初めてサングラス越しではあるが目が合って
(あれ、なんか)
胸が、苦しい
突然の謎の症状にドンキホーテ・ドフラミンゴの無茶ぶりなんか忘れ、ただ目の前のこの男を見つめ続ける
胸の苦しさは収まらず、腹の辺りから何かが這い上がって来るような感覚
「…フッフ、面白れェ。お前、他の
瞬間、襲ってくる浮遊感と遠心力
視界いっぱいに広がる空、そして焦ったように呼ばれる私の名前
開いていた窓から放り出されたのだ
『ぎゃぁぁ！？』
突然の事に頭は追いつかないが、訓練と称してガープ中将に崖の上から突き落とされた賜物か、勝手に身体が着地の体制に入っている
皮肉にもガープ中将に助けられたようなものか
無事に着地後、私が放り出されたであろう部屋の窓から元師が顔をだし私の安否を確認しているので大きく手を振る
「大丈夫かー！？」
『大丈夫です！書類はしっかり届けましたので、失礼します！』
「ご苦労！」
足を閉じて敬礼
元師が部屋に引っ込んだのを確認して着地の衝撃で着いたホコリをはらう
ただ書類を届けに行っただけなのに宙吊りにされるわ、窓から放り出されるわで改めて王下七武海はとんでもないことを理解した。クレイジーすぎないか
まぁ私が何を言っても恐らく海軍からも海賊からも首が飛ばされるだけの事は目に見えてる。そんな無謀なことをするほど私も馬鹿じゃないので水に流してあげよう
周りにいた突然降ってきた上司に困惑する海兵たちに軽く挨拶をしながらも、再び建物に足を進める
初対面相手にあんなに不快感を感じたのは初めてだった
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よもぎ杏(プロフ) - ヒメかちゃんが可愛くて話も読んでて、元気になれます！更新ゆっくり待ってます。 (2022年11月5日 10時) (
レス) id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
濠 - とっても面白いので更新頑張ってください！！ (2022年9月14日 19時) (レス) @page33 id: 921f0987d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼ってます | 作成日時：2022年8月21日 15時
