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『…私は海軍本部大佐、アーデル・ヒメかと申します。
勝手ながらお礼とトナカイ先生を送りに参りました。信用していただけないと思いますが、私に敵意はありません』
腰の刀を中央に投げ敵意がないことを示すが、刀を構えるこの男、全く信用してくれない
丸腰になったけどどうしたもんかと思っていれば、船長だと言っていた麦わらの少年が歩み寄ってくる
「俺はルフィ！お前、俺たちのこと捕まえないのか？」
『はい』
「だってよ！ゾロ、刀下ろしてやれ」
「お前はすぐ信用しすぎなんだよ！」
『それな』
「テメェは喋んな！」
ぐ、と刀を近づけられる
ヒィン怖いんですけど！と思いながらも埒が開かないからこのまま話そう。私このあと戻らなきゃだから！
『今回私たちが来る前に海賊から民間人を守ってくれたのはあなた方ですよね？』
「あぁ！」
『今回はそのお礼に海軍を代表して参りました。あなた方のおかげで被害を最小限に抑えることができました。ありがとうございます』
刀が刺さらない程度に頭を下げれば、いいっていいって！といつの間にか目の前にいた少年に背中を叩かれた
あれ、ちょ力加減は！？
船長以外は未だ警戒心丸出しで、先程から刀を向けてくる男が口を開く
「…で、そのお礼に俺たちを逃すってことか？」
『あぁいえ、別にあなた方は捕まえるつもりないので先程討伐した海賊からお宝を回収したので、こちらをどうぞ』
「え！？お宝！？」
お宝という言葉にナイスバディな女性が食いつき受け取ってくれた。彼女はナミというらしい
流石海賊。欲に忠実だ
「何よあんたいい海軍ね！」
『あはは、いえそうでも』
「ヒメか本当に俺たちを捕まえないんだな！」
『うん、何回も言ってるよー』
足元に来たトナカイ先生を撫でてある事に気がつく
…‥君たちが麦わらの一味か！
噂で聞いていた特徴がやっと合致して何となく胸がスッキリ
「あなたは、どうして私たちを見逃してくれるの？」
『正義は人それぞれですので悪さをしなければ私は特に捕まえません。まぁ他はそうもいかないけど』
頑張って逃げてね
これぞ職権濫用。
気に入られたのかゆっくりしていけよ！と言われたがこの後も仕事がある。ここらでお暇させていただこう
『じゃ捕まらないように気を付けて下さいねー』
「おい！刀忘れてんぞ！」
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よもぎ杏(プロフ) - ヒメかちゃんが可愛くて話も読んでて、元気になれます！更新ゆっくり待ってます。 (2022年11月5日 10時) (
レス) id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
濠 - とっても面白いので更新頑張ってください！！ (2022年9月14日 19時) (レス) @page33 id: 921f0987d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼ってます | 作成日時：2022年8月21日 15時
