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『おーい、中将ー大丈夫ですかー？』
「ァア゛？」
ガラスを片手に目がどこか虚な中将、完全に酔いが回ってきてるよなこれ
酔っ払わないとか言ってたくせに酔ってるじゃないか、あと酔ってるからって話しかけただけで睨むのやめて欲しい。普通に怖いわ
『もー世話にはならないんじゃなかったんですか？スモーカー中将そろそろ飲むのやめてください』
「俺は酔っ払ってなんか…おい」
『え？はい？』
「こんなプライベートな時まで俺は中将か？今は仕事中じゃねぇんだぞ」
『……はい？』
何急に？
ギラギラと鋭い眼光に見つめられ思わず、ウッと言葉に詰まる
……これだから面倒臭いんだよ酔っ払いは
『……スモーカーさん、お手洗い行ってくるのでそれで終わりにしてくださいね』
「あぁ」
ふっ、とスモーカーさんが穏やかに微笑んだ。あんたそんな顔もできたんか
思わず固まったが酒を飲んで頻尿になった膀胱が悲鳴を上げているので急いでトイレに向かった
『戻りました〜…』
「テメェ今までどこ行ってたァ」
『え』
ギロリ、また睨まれた
さっきトイレ行くって言ったでしょーや！
掴まれた手首に力が入り振り解くにも私の力じゃ無理だこれ、つおい
『お手洗いです！ちゅうs…スモーカーさん、そろそろ帰りましょ。』
「…」
『私お会計してきますから！』
渋々離してくれたのでカウンター越しにバーテンダーに声をかければ既にもう支払い済みであるとの事、
まさか、と思って中将の方見たらもう出口に歩いていく後ろ姿
いつの間に！？
ありがとうございました、と背中に声をかけられ私も出口に急ぎめで向かい中将をおいかけた
『ちょ、早い！』
「ついてこれてんだろ」
『いやそうじゃなくて！お金、あ、もしかして奢りですか！？』
「そういうんは黙っとくんだよボケ…」
『ぎゃっ、ちょ！フラッフラじゃないですか！危ない』
「俺は酔ってねェ！」
『何も言ってないです！この酔っ払い！』
結局私が中将に肩を貸し帰る羽目に。
まぁ別にいいんだけどさ
『スモーカーさん、なんで今日私誘ってくれたんですか？』
「…気分だ」
『そうですか、今度はたしぎさんも一緒に来ましょうね』
「あいつはすぐ酔っ払うぞ」
『そしたら私が介抱しますよ』
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よもぎ杏(プロフ) - ヒメかちゃんが可愛くて話も読んでて、元気になれます！更新ゆっくり待ってます。 (2022年11月5日 10時) (
レス) id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
濠 - とっても面白いので更新頑張ってください！！ (2022年9月14日 19時) (レス) @page33 id: 921f0987d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼ってます | 作成日時：2022年8月21日 15時
