133 side 永瀬 ページ33
｢なーがーせー、サイダーおかわりくーださいっ｣
トローんとした目に、さっきから全く進まんシャーペン。
甘えたような声に目をこする仕草。
お前は酔っぱらいなん？そう思わせるくらいに回らない呂律。
まぁ、俺は知ってるで、サイダーの炭酸でどうにか目を覚まそうとしとるのを
｢はいはい、ついでくるから待っててな｣
どうにか頑張ろうとするこいつを応援したくて
文句のひとつも言わず、席を立った。
それなのに、、こいつはふざけとるん？
サイダーを片手にだらしなく開く俺の口
｢すーっ すーっ｣
、、、。
俺のベッドに突っ伏して寝とるのはなんでなん？！
なぁ、悪いとか思わへんの？
しかも、机に突っ伏すならまだ許せるねんこっちも。
なんでわざわざちょっと離れたベッドまで移動しとるん？！
外を歩いてきたその服は、目に見えへんたくさんの菌がついとるんやけど。
｢なぁ、ほんまに起きてや｣
寝息をたてて気持ちよさそうに眠るこいつをどれだけゆすぶっても
起きひんのよなぁ、、
みんなも知っとるやろ？
一度寝始めたら何しても起きひんねん
｢前髪の邪魔やろー！｣
何分か前のまだ起きてた元気な頃は
元気よくそう言って、ちょんまげをしよったんやけど。
その元気はどこ行ったんやろな、、
｢んーっ｣
声がした方に目を向けると
寝やすい体制に整えたのか、もぞもぞと動くこいつ。
動く度に揺れるサラサラな髪も
真っ赤に紅潮した頬も
白くてすべすべな肌も
ぎゅってシーツを握る、その小さな手も
年頃の俺からしたら全てが興奮材料で。
何食わぬ顔をしとるお前をぐちゃぐちゃにしたくなるねん
｢っ、おやすみ｣
でもそれは
間違ってもあってはならんことやから
傷つく姿が目に見えるから
その気持ちに蓋をするように
俺愛用のモコモコ毛布をかけてから部屋を出た。
△
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ひめ(プロフ) - kaito040313さん» こんばんわ！そんなふうに言っていただけるなんて嬉しいです！！海人くんメインの小説のリクエストがあり、作ったのでよければ見てくださいね！わざわざコメントしていただき、ありがとうございました。 (2019年5月7日 23時) (
レス) id: 2d054dfc9e (このIDを非表示/違反報告)
kaito040313(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！廉くんだけじゃなくていろんな人との話にしてくれて個人的に海人担なのでとても嬉しいです！！君を待ってる読ませていただきます！これからも楽しみにしてます!! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 2bb511315b (このIDを非表示/違反報告)
himeka0710(プロフ) - そうすさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきます！ (2019年4月1日 7時) (レス) id: 2d054dfc9e (このIDを非表示/違反報告)
himeka0710(プロフ) - ぴょん吉さん» そんなふうに言っていただけて凄く嬉しいです！！廉くんとの展開、楽しみにしててくださいね！笑(まだ、、廉くんとどうなるか分かりませんが、、笑) (2019年4月1日 7時) (レス) id: 2d054dfc9e (このIDを非表示/違反報告)
そうす - 124話目「最近ボディタッチ多すぎんるですけど！」って所''多すぎるんですけど''ですよね…？*** (2019年4月1日 1時) (レス) id: fc31c04000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひめ
| 作成日時：2019年3月10日 20時
