Queen＆Princess 2

頼れ ページ9

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『私ね？コンサートのときアンチ団扇ばっかり見ちゃって



分かってたことだけどやっぱり苦しくなっちゃうの

今まで散々だったからもう慣れてるはずなのに、、

みんなの優しさに触れてから、私はどんどんわがままになってく


苦しいって、助けてって

今まで我慢できてたものが出来なくなっちゃった』




普段滅多に泣かない雨宮の涙に、動揺を隠せないメンバーたち。







『ごめん、迷惑ばっか「何も言わんでええよ、ちゃんと分かってるから」


『しょおっ、、』





雨宮の言葉を遮ると、そのまんま華奢な身体を抱きしめて


その温もりに安心したかのように、しゃっくりを上げて泣き出す雨宮。









海人「さくちゃん、、」


勇太「俺らが気づけてないだけで、たっくさん1人で泣いてたんだろうな」



2人の姿に、�盒兇反正椹�は暖かい眼差しを向ける。









優太「俺、もう1個聞きたいことあんだけど、、


さくって1人で病院来たりしてたの？」




デビュー前から担当している、なんてことを言われれば気になるのも当然で


そんな岸の問いかけに驚く雨宮。






『きてた』


廉「、、病院嫌やって言ってたやん」


『だって食べれなかったり寝れなかったりしたら

倒れて迷惑かけることくらい私でもわかる。


だから点滴とか打ちに来てたの。病院にくるとね？

必ずって言っていいほど過呼吸になっちゃうんだ


そんな姿見られたらまた迷惑かけちゃうから』


廉「さくはさ？俺が倒れたらどうする？」


『怒る！どうして言ってくれなかったのかなって思う』


廉「過呼吸なっとったら？」


『袋持ってきてずっと廉の近くいる！』




雨宮の問いかけに、優しく微笑むメンバーたち。








勇太「俺らもその考えと同じ

なんも聞かされずに倒れられたら気が気じゃないの

俺らのせいだって責任感じるし、言ってくれなかったことにショック受ける」


紫耀「だからさ？

1人で我慢しないで俺らをもう少し頼って？」


『、、わかった』





彼らの思いは、雨宮に届いただろうか。







『ありがとう、だいすきっ』




ごめん、そう謝ることなく素直に受け入れてふわふわと微笑む彼女。


大丈夫、きっと雨宮には伝わってるだろう。








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