昔話(紫耀編) ページ18
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side 紫耀
「みなさん、今回もたくさんファンレター届いてます!」
『わぁ、ありがとうございますっ!』
スタッフさんが置いていったダンボールに嬉しそうに手をかけるさく。
「さく、無理してない?」
『ふふっ、紫耀は心配性だな〜』
あの頃の強ばった顔なんかじゃなくて、純粋に嬉しそうな笑顔で微笑むから
・・・なんてゆーか、少し安心した。
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撮影終了後、楽屋に戻ってそれぞれの時間を過ごしてた時
「みなさん、ファンレター届きました!」
優太「さっせ!あざっす!」
スタッフさんがいなくなったのと引き換えに、楽屋に残ったのは大きなダンボール8箱。
勇太「うわ、さく2箱じゃん」
優太「すげーよ」
海人「人気者だね」
『そ、そうだね』
嫌いなやつにほど目はいくもんだから
この日も多分、無意識に雨宮を追ってたんだ
勇太「やっぱ俺、国民的彼氏だって」
玄樹「俺、男なのに彼女って言われるんだけど」
廉「絶対じぐいわファンやろ、命名したん」
優太「玄樹くん女だったの?」
玄樹「岸くんうざい」
みんなが嬉しそうにファンレターを読み合う中、雨宮はそんなメンバーを呆然と見つめてて
唇を必死に噛んでて。
俺もよく唇を噛むけど、そんな次元のもんじゃない
きっとその時から、いつもとは違う何かを感じてたんだ。
『った、!』
廉「あんま高い声出さんでや、頭に響く」
海人「れん、」
『・・・すみません』
ファンレターを見てた時に聞こえた、高い声になにかが落ちる音。
音がした方を見れば、左手を握りしめて右手で落ちたものを隠してるように見えて
嫌な予感がした俺は、目が離せなかった。
『・・・トイレ行ってきますね』
勢いよく立ったからか、雨宮はメンバーの注目の的になって
その視線に耐えられなかったのか、小さな声でそう呟いて部屋を出た。
あいつが座ってたとこにふと目をやれば
" 死ね "
赤いマジックでただ一言だけ、そう書かれたファンレターと
トイレに行かざるを得なくなった、血のついたカッターが残されていた。
◇
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ひめ(プロフ) - miku_O_dayさん» こんばんは!廉くんとのデートをQueen&Princess4で書かせて頂きました!!遅くなってしまい、申し訳ありません(汗) もしよかった見てくださいね☆これからも応援よろしくお願いします!! (2019年12月2日 18時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - ひめさん» リクエストありがとうございました!!移行先の方で書かせて頂いているので、よかったらチェックしてみてください☆またリクエストお待ちしております!! (2019年10月6日 13時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - Konaさん» わざわざありがとうございます(*´罒`*)なんか中途半端に終わりましたが、また続きを書く予定なのでよかった見てください! (2019年9月28日 12時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
Kona(プロフ) - ありがとうございます!とても面白かったです^ ^ (2019年9月28日 10時) (レス) id: 3ccb0cad1c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - Konaさん» コメントありがとうございました!移行先の3の方で、書かせて頂きました☆*°あんな感じでよかったでしょうか、、?移行先でも応援よろしくお願いします!! (2019年9月28日 10時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひめ | 作成日時:2019年8月3日 4時