Stoory53 ページ9
〜キキside〜
キキ「さっきまで
あんなにいいお天気だったのに。」
ジジ「ヒゲがピリピリする。」
そんなことを言っていると
小雨から、大雨へと変わった。
ｻｰｯ
私は、服の中にお料理を入れ飛び続ける。
ジジ「雨宿りしよう。」
キキ「だめよ。
間に合わなくなっちゃうもん。
このお料理も、冷めちゃうわ。」
ﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝ
私は、ドアの前で
地面に足をつき
服の中に入れていた
お料理をだし、手に持ちかえ
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
と、チャイムをならした。
私は、籠の中を探り
前髪をかき分けた。
ｶﾞﾁｬ
女の子「…何かご用？」
キキ「お届け物です。」
女の子「まぁ、ずぶ濡れじゃない。」
キキ「急に
降ってきたもんですから。
でも、お料理は
大丈夫です。」
女の子「だから、いらないって言ったのよ。」
女の子母「なぁに？」
女の子「おばあちゃんから
また、ニシンのパイが届いたの。」
キキ「あのっ、受け取りに
サインをお願いします。」
女の子「私、このパイ
嫌いなのよね。」
ﾊﾞﾀﾝ
私は、その場に立ち尽くしていた。
ジジ「…今の本当に、あの人の孫？(ﾍﾞｯ」
キキ「…。(ｽﾀｽﾀ」
ジジ「ﾍﾞｯ)」
私は、なにも言わず
ただ黙々と飛び続ける。
ジジ「パーティー、もう間に合わない？」
キキ「…。」
ジジ「キキっ、あの男の子だよ。
今なら、まだ間に合うよ。」
キキ「…。」
私は、男の子を追いかけることもせず
いつもの階段を上った。
すると、窓が開きオソノさんが顔をだした。
オソノ「大変だったわね。
あの男の子、ずいぶん待ってたのよ。」
私は、振り返り
キキ「もういいんです。
こんななりじゃいけないもん。」
と、言った瞬間駆けだして部屋に入った。
鉢に入った花の葉に
水が、1滴ずつ音をたてて落ちる。
私は、部屋に濡れた服を干し
頭から、布団を被った。
すると
ジジ「どうしたの、キキ。
頭でも痛いの？
なにか、食べようよ。
僕、お腹減っちゃった。」
私は、布団の中から手を出し、机を指さした。
机には、籠の中に食パンが残っている。
私は、手を引っ込めた。
すると、ジジはベットから下り
籠の中の食パンを食べはじめた。
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姫華(プロフ) - 歌い手大好き人間さん» コメント、ありがとうございます(^^)これからも、応援よろしくお願いしますw (2016年1月24日 14時) (
レス) id: efdbb500a0 (このIDを非表示/違反報告)
姫華(プロフ) - RIRIさん» リミちゃん、ありがとう。頑張るね(*^^*) (2015年12月5日 16時) (レス) id: efdbb500a0 (このIDを非表示/違反報告)
歌い手大好き人間 - 続き、待ってます！ (2015年12月2日 20時) (レス) id: 2d25ce7719 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - 続編おめでとう♪更新率が良すぎて、うちも見習わなくちゃ！w いつも楽しみに続きを待ってます(*´▽`)ノ (2015年11月15日 20時) (レス) id: c2153e6972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫華 | 作成日時：2015年11月14日 21時
