*魔女と猫*2

Stoory62 ページ18

〜(人1)side〜

in朝

私は、早起きをし
学校がお休みの冬希ちゃんと家事をしていた。

すると

ﾀﾝﾀﾝ

と、軽快に階段を上る音が聞こえてきた。

ｶﾞﾁｬ

涙「(人1)ちゃん。

今、ポスト見てきたら
(人1)ちゃん宛の手紙が入ってたの。

後、手芸を教えてほしいって電話があってね

4:30に伺ってほしいって。
青い屋根のお宅だから、よろしくね。」

そういって、涙さんは
私宛にきたという手紙を渡してくれた。

私が、お礼を言おうとすると
涙さんは、もうお店に戻っていた。

早っ…！

と、思っていると
冬希ちゃんが、手紙を見て

冬希「誰から？」

と、聞いてきた。

私は、首をかしげて
封筒の裏を見た。

ーキキー

(人1)「キキちゃん…！」

私は、急いで部屋に戻り
封を開け手紙を取りだした。

ー(人1)ちゃんへー

お元気ですか？

私とジジは、とても元気です。

(人1)ちゃんは
自分の町を見つけられたかな？

私は、とても大きい町の
パン屋さんのとこにいさせてもらってます。

とても、暖かい人達で
悲しいことや、辛いことがあっても
乗り越えられます。

(人1)ちゃんも
そんな町や人と
出会っていてくれたら幸いです。

ここに、住所をのせておきます。

○○-△△△-××× グーチョキパン店

良かったら、会いにきてね。

ーキキー

(人1)「キキちゃん…。」

私は、キキちゃんに会いにいきたくなり
地図を広げた。

今日のお届け先の人の家と
そんなに離れていないみたい。

じゃあ、ついでに会いにいってもいいかな。

私は、キキちゃんに会える
淡い期待に、胸を膨らませた。

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