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騎士side
「騎士様、こちらの書類の方を…」
騎「そこに置いといてくれ。」
「騎士様、こちらに印鑑を…」
騎「すぐにやる。分別して置いておけ。」
はぁ…、と1つため息を落とし、俺は髪の毛をかきあげた。
うっすらと額に汗をかいていたためか、ほんの少し髪が濡れて気持ちが悪い。
騎「…はやくあいつのとこに行ってやんないといけないのに…」
誰にいうわけでもなく、ポツリと独り言のようにこぼした言葉。
“あいつ”というのは、もちろん右龍こと__Aのこと。
なんとか意識は取り戻したときいて、すぐにでも飛んでいってやりたかった。
だが、溜め込んでいた仕事のツケが回ったのか、机の上にはドンッとそびえ立つ書類の山だ。
騎「____はぁ…」
俺はもう一度ため息をつき、ふと書類に目を落とした。
.
.
騎「───こいつら…っくそ!早めに処置を取っといた方が賢明だったか…」
そこには、俺の組織の人間が亡き者にされた、という報告書。
亡き者にした張本人は、たびたび俺らの邪魔やちょっかいをかけてくる何かと面倒な奴ら。
だが、俺達を敵対している、という訳でもないらしく、あまり重視していなかった。
騎「っ零!!零はいるか!?」
零「___はい。騎士様、ここに。」
騎「こいつらのマークと尾行を頼む。何かわかり次第俺に伝えてくれ。」
零は、短く答えて音も立てずに下がっていった。
俺は不安を抱えつつも、目の前の仕事を終わらせようと、ペンを握りしめた。
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れい(プロフ) - めっちゃ好きです!続き待ってます!頑張ってください! (2020年3月4日 4時) (レス) id: 80c2b168e2 (このIDを非表示/違反報告)
もちもっち(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!頑張ってください!! (2018年10月8日 6時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
六ノ神(プロフ) - めっちゃこの小説好きです!面白いです!早く続き書いてくださいね! (2018年9月20日 17時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
hituzi(プロフ) - 続き、待ってます…! (2018年9月2日 19時) (レス) id: 3a5d7cba26 (このIDを非表示/違反報告)
みなも(プロフ) - 待ってました!更新頑張ってください! (2018年7月7日 8時) (レス) id: bb43396598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか王子 | 作成日時:2018年3月15日 23時