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あなたside









_______ドォォンッ!!




あ「…ぇ、?」




ポツリと放たれた小さな本音。




肉が切られ、鼻にツンとくる血の匂いが辺りに響くものだと思っていた。




私が反射的に顔を上げると、予想とはかけ離れた光景が目に飛び込んできた。








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來「悪い…探すのに手間取っちまった…」




蒼「ったく…右龍と左龍が勝手にGPSを切るから…ほんと体に埋め((鯨「物騒な事言わんでくださいよ。」はは、すまないね。」




騎「本部にいる奴ら総動員、ひまな奴が多くて助かったよ」




來や蒼太、騎士さんや蛇や雀…見知った顔が並んでいた。







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あ「ぅ…ふぇ…っ…」




朱「あぁ!!泣かないで、ね?大丈夫だから!!」




体に入っていた力が抜けて、何故か涙が込み上げてきた。




まさか泣くとは思わなかったのか、朱花が慌てて私の背中をさすってくれた。









助けに来てくれるなんて思ってもなくて…味方ってこんなにも頼もしいんだと再確認した。







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この人達の前で泣くなんて…1ヶ月前の私なら考えなかっただろうなぁ…




だって最初はこの人達を殺すつもりで組織に入ったのだから。





それだけ、來さん達の存在が大きくなっている、という事なのだろう。







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あ「っ…ごめッ…もぅ、大丈夫…だから…」




朱「そう?なら良かったわ」




へらっと笑うと、朱花は安心したように微笑んでくれた。








あ「ふぅ…ありがとね。____どこに行くつもり?」




1つ深呼吸をしてから、私はドアの方へ歩いて行き、ドンッと足で逃げようとする男の退路を塞いだ。




我ながら本当に切り替えが早いと思う。



さっきまで泣いてたくせに、今は涙が引っ込んで代わりに殺意が漏れているのだから。









蝉達がいないのから察するに、恐らく戦う場を変えたのだろう。




この男を片付けたらすぐに向かわないと…それに早く涼介達を病院に連れて行ってあげよう。



なんて事を考えてから私は男を睨みつけた。




未遂、とは言え涼介を殺そうとしたのだ。




標的は私に絞れと言ったのに…しかもわざわざ動けない相手を狙ったのだ。




それが裏社会では当然のルールだとしても、私は個人的に許す気はさらさらない。

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ひようさ(プロフ) - お帰りなさい(*^^*)更新頑張って下さいね!応援してます(^-^)/ (2018年3月11日 0時) (レス) id: d1afe505f1 (このIDを非表示/違反報告)
涙nameda(プロフ) - お帰り〜!私も戻って来てしまいました笑笑あっ私namidanokizunaです笑あっでね私新作かいたんだけど良かったら読みに来て〜!蜂蜜レモンっていう話〜笑 (2018年3月10日 23時) (レス) id: d43dad1196 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - すごく面白いです!裏社会の人たちの会話とか戦闘シーンは時々わからなくなることがあるのですが・・・(笑)楽しんで読んでます。更新頑張ってください! (2018年2月22日 20時) (レス) id: 7be22bc3d2 (このIDを非表示/違反報告)
tomomi ninomiya(プロフ) - いえ、気づけて良かったです! (2018年2月16日 14時) (レス) id: 64a8b9dde3 (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - tomomi ninomiyaさん» ええ、間違っていました。申し訳ありません、ありがとうございます(*^^*) (2018年2月16日 4時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか王子 | 作成日時:2017年12月24日 23時

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