私なんて居なくなればいいのに。[H S J]7

318 ページ24

松本side





松｢A…なんで急に居なくなったりしたんだ?｣




あ｢ｯ…｣





俺が尋ねると、Aは相葉君の腕の中でﾋﾞｸｯと肩を震わせた。





相葉君も、空気を読んでAから離れた。




Aが死んだと報道されてから初めて会ったのは、確かJUMPのﾗｲﾌﾞだったか。




あの時は、何が何だかさっぱりわからなかった。








_______なんで死んだはずのAがここに居るのか?








・








_______なぜまた俺たちの前からいなくなってしまうのか?









・







_______なんであんな悲しそうに笑っていたのか?









…次に会ったのは、山田達と真剣佑、すずちゃんもいた時だったよな。





その時だって、笑顔で、いつものAとまた会える、そう思ってた。









・









・







・








あ｢…唯ちゃんが殺された事件、ありましたよね?あれの犯人私なんですよ。｣





嵐｢｢｢｢｢_______っ!?｣｣｣｣｣









Aが放った言葉に、俺達は目を見開いた。




ﾁﾗﾘと山田達を見ると、目線を下に落としていた。





驚いてない所を見ると、きっと山田達は知っていたんだろう。








…でも、なぜ…?









・








・








二｢なん、で…?｣





俺と同じことを思っていたのか、二ノが小さい声で尋ねた。





あの…優しいAが人を殺すなんてありえない。





確かに、芳野はAをいじめていた。





だけど、Aはその理由で道を外れるとは思わない。





他に…他に理由があるはずだ。








・









なぁ、そうだろ?A______________









・









・









あ｢ｯ…皆さんが考えてる通りですよ。私はいじめられてた分の復讐をするために、唯ちゃんを殺したんですよぉっ!!｣









・









・









そう言い放った時のAの顔は、今まで見たことないくらい狂気に満ちていた。

319→←番外編

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す