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あなたside
涼「無理。」
あ「___え?」
涼「俺も行く。Aを1人にはさせねーよ。」
支給された刀を手に、涼介はまっすぐ私を見た。
芝居で経験があるのか、刀さばきは悪くない。
だが…芝居とは違うのだ。
芝居ならば、失敗したらやり直すことができる。
だけど、現実となったら話は違う。
生温かく、本物の血は血のりとは違って、自分の罪を痛感させられる。
実際、人を相手にすると体の震えが尋常じゃない。
なにより…
あ「涼介を失いたくない…」
人を殺したときよりも、涼介達を失ったときの方が、怖い。
考えるだけでも、胸が締め付けられて、張り裂けてしまいそうだ。
光「それは、俺達だって同じだよ。」
あ「え…?」
真剣な表情で、それでいてどこか悲しそうに瞳を揺らす光。
考えもしなかった答えに、思わずすっとんきょうな声が出た。
圭「Aは、1人で突っ走っていっちゃうから、いなくなりそうで怖いんだよ。」
伊「それに守ってもらってばっかじゃ、男として情けないしね〜」
侑「本当は、僕が行きたいところだけど…僕じゃAの盾ぐらいにしかなれないから。」
大「だから、山田に俺達の思いをたくす!!絶対に、Aを守れ!!!」
薮「Aは、唯一無二の存在なんだ。他の誰でもない、Aに居てほしいんだ。」
雄「Aの笑顔を、俺達に守らせてくれないか?」
裕「俺達は、まだAに恩を返しきれてないしさ。」
涼「…って訳だ。俺もAと一緒に行く。もちろん、異論は認めないけどな。」
意地悪そうに口角をあげる涼介に、思わず笑みがこぼれた。
皆に、こんなに思ってもらってたなんて
あ「私は幸福者だね…っ」
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ひようさ(プロフ) - お帰りなさい(*^^*)更新頑張って下さいね!応援してます(^-^)/ (2018年3月11日 0時) (レス) id: d1afe505f1 (このIDを非表示/違反報告)
涙nameda(プロフ) - お帰り〜!私も戻って来てしまいました笑笑あっ私namidanokizunaです笑あっでね私新作かいたんだけど良かったら読みに来て〜!蜂蜜レモンっていう話〜笑 (2018年3月10日 23時) (レス) id: d43dad1196 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - すごく面白いです!裏社会の人たちの会話とか戦闘シーンは時々わからなくなることがあるのですが・・・(笑)楽しんで読んでます。更新頑張ってください! (2018年2月22日 20時) (レス) id: 7be22bc3d2 (このIDを非表示/違反報告)
tomomi ninomiya(プロフ) - いえ、気づけて良かったです! (2018年2月16日 14時) (レス) id: 64a8b9dde3 (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - tomomi ninomiyaさん» ええ、間違っていました。申し訳ありません、ありがとうございます(*^^*) (2018年2月16日 4時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか王子 | 作成日時:2017年12月24日 23時