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あなたside
蝉「!…ちょっ、おい、起きて大丈夫なのか!?」
あ「あぁ…うん。少し痛いけどね…」
へらっと笑って蝉の助けを借りながら上半身を起き上がらせた。
ふと、見回すとそこにはHey!Say!JUMP、來、蒼太、豹、蝉、の姿があった。
あ「久しぶりだね。元気そうで何よりだよ。」
ふっと笑うと呆れたように、はぁ…とため息をついた蒼太が立ち上がって近づいてきた。
横で立ち止まり、蒼太は片手を上げた。
バシッ
あ「ったぁ…何すんのさ、蒼太。」
意味の分からない蒼太の行動に半ば睨みつけながら彼を見た。
蒼「A、いい加減にしたらどうだい?」
あ「え…?」
瞳の奥で怒りが揺れて、初めて見る蒼太の姿に私は首をかしげた。
蒼太は私が怒られている理由がわからないのを悟ったようで、ため息をついてから椅子に腰を下ろした。
蒼「A?君は何でもかんでも自分を後回しにし過ぎだ。皆、君のことが心配なんだよ?」
あ「でも…怪我をするのは、傷つくのは私1人で十分だよ。皆が怪我をする必要ないでしょ?」
自分で納得したように頷くと、蒼太は悲しそうに眉をしかめた。
蒼太は私の頭に手を置いて、優しく撫でた。
蒼「それでも、だ。皆、Aを犠牲にしてまで助かったとしても嬉しくないよ。少なくとも僕は君を守りたい。」
真っ直ぐに見てくれる蒼太の瞳に引き尽きられるようで目を離せなかった。
気がつくと、私の目からは涙がこぼれておりそれを見た蒼太は私を抱き寄せた。
あ「ありがとう、ありがと…そ…た…っ」
蒼「気が済むまで泣きな。大丈夫、Aは1人じゃないよ。」
頭を撫でられ、私はだんだんとまぶたが閉じてきたのを感じて私はそのまま眠りに落ちた。
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おかか王子(プロフ) - ?*。namidanokizuna?*。さん» うん!!! (2017年12月23日 23時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
?*。namidanokizuna?*。(プロフ) - あっ受験生なんだ!じゃあ頑張んないとだね(笑)私も頑張らなきゃね(笑)お互い頑張ろー!(笑) (2017年12月23日 0時) (レス) id: 2ed4998415 (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - manaさん» ありがとうございます!!はいっ、一緒に頑張りましょうね\(^_^)/ (2017年12月21日 22時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - ?*。namidanokizuna?*。さん» ありがとうwwほんと、暇人なんだよねぇ。受験生ってこと忘れそーw (2017年12月21日 22時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - すごく面白いし、読んでて楽しーです!!! 周りのみんなの、夢主ちゃんに対しての嫉妬が面白くて好きです!!! 更新、お互いに頑張りましょー!!! (2017年12月21日 19時) (レス) id: 2e1de89dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか王子 | 作成日時:2017年12月2日 0時