私なんて居なくなればいいのに。[H S J]6

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あなたside




…思ったよりも見つかるのが早かったな。




私は急いで画面をつけて、霧を小型ﾅｲﾌでかっ切った。




「右龍様、これはどういうことでしょうか?」




瓦礫をどかして涼介を立ち上がらせてから私は声のする方に向き直る。




やっぱり運び屋を使ったから足がついたのか。
涼「A!?」




あ「…いいから涼介達は下がってて!!」




涼介達を一ヶ所に集めて、私の後ろでかたまってもらった。




夜遅いからこの時間帯に事務所に残ってるものは居ないだろう。




あ「…にしたって、派手な登場ですね。」




相手は2人。ｵｰﾗからして殺し屋と片付け屋などか政府の人間だろう。




生身の人間で壁ぶち破ったなんてもはや人間捨ててるが、今はそんなこと言ってる場合ではない。




「右龍様、その者をこちらに引き渡し下さい。」




あ「ぜったいに渡しませんよ。大人しく引き下がった方が賢明かと。」




「右龍様、私共は貴女様を敵に回したくありません。どうか、正気に戻ってください。」




あ「…警告はしましたよ?」




私がﾆﾔｯと口角を上げると、壊れてｵｰﾌﾟﾝになった元壁があった場所から見える外から音が聞こえてきた。




ｳｰｳｰ＿＿＿




…そう。この音は我が日本が誇る優秀な警察ﾊﾟﾄｶｰのｻｲﾚﾝの音だ。




この馬鹿でかい騒音で誰かが通報するだろうと踏んでいたが、予想以上に警察の指示がはやい。




あ「…さぁ、どうします?囲まれますよ?」




「くｯ…仕方がない。手荒な真似はしたくなかったのですが…」




ﾎﾞﾝｯと白い粉のようなものが辺りに舞い、それと同時に眠気が私を襲った。




…油断した…っ!!

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