私なんて居なくなればいいのに。[H S J]6

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涼介side




ﾊﾞｧﾝｯ＿＿＿＿＿＿




侑｢はぁ…はぁ…っ…｣




あ｢っ…!｣




知念の姿が見えないと思ったら…仕事でも入ってたのか?




でかい音を立てて乱暴に扉を開けて入ってきたのは息を切らした知念。




Aが気まずそうにしているのを見ると、俺が来る前に何かしら揉めたのかもしれない。




後ろから息切れをしてない雄也が来た。




…あいつ、歩いてきやがったな。




侑｢Aっ!!!…ごめん、僕ちゃんと話も聞かないで…っ｣




…やっぱな。知念は熱くなると他の奴の話は耳に入ってこねぇから。




あ｢ゆ、侑李!顔上げて!…ね?｣




思いっきり頭を下げた知念を、Aが必死になだめている。




それでも頭を上げない知念に、Aはｵﾛｵﾛし始めた。




裕｢ほら、ちぃ顔上げな？Aも泣きそうになんないの。ほら、大丈夫だから。な?｣




あ｢う…うんっ。｣




裕翔がAと知念の頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと撫でて、Aは落ち着いたようにへらっと笑った。




…知念は子供扱いされて少しむくれてるけどな。




右『!…主っ』




あ｢分かってる!!!｣




Aの腕時計が音を上げて、Aはそれよりも早く反応して床を蹴った。




皆、腕時計が喋ること知らねぇからなんか驚いてるけど、Aはそんな事お構い無し。




…で、はぁっ!?こっちに近づいてきてね!?




涼｢A!?ちょっ、まっ、おわぁっ!?｣




あ｢ごめん、ちょっとだまっ＿＿＿＿｣




ﾄﾞｫｫｫｫﾝｯ!!!




名前の声が遮られ、馬鹿でかい爆音が辺りに響いた。




…壁が…破壊、されたぁぁ!?

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