憧れと現実は別世界【名探偵ｺﾅﾝ2】

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あなたside





あ｢…ほんとお前まじ嫌い…｣





ジ｢ｸｸｯ、可愛かったぜ?｣





楽しそうに笑いながら運転しているジンに、うるせぇっ!!と怒鳴り散らす。





もうやだ、この人。ほんとに掴めない。




ジ｢ほら、着いたぞ。｣





あ｢おー、さっすがｽﾄｰｶｰ組織。ご丁寧に私の家の前まで送っていただけるなんて。｣





嫌味ったらしく言ってやると、ジンはふんっと鼻を鳴らした。





なんだその反応は。ｲﾗｯときたぞ、ｲﾗｯと。




私は扉を開けて車から外に出た。





あ｢まぁ、ありがとね。…あ、1つ言っとくけど私は戻る気ないからね?｣





ジ｢ﾌｯ、そんなこと言ってられんのも今のうちだぜ。｣





お互いにﾆﾔﾘと笑ってから、私が車のﾄﾞｱを閉めたのを確認してジンの黒い車は出発した。





ふと見上げて部屋を見ると、淡い光が見える。





どうやら、誰かが私の家に入り込んでいるようだ。









…まぁ、どうせコナン君たちだろうけどね。





あ｢あ。鍵忘れた。｣





鞄をあさるが、家の鍵は姿を表さない。





あ、そういえばﾅｲﾌ組織に置いてきちゃったわ。





まぁ、いいか。代わりなんていくらでもある。





しょうがない、とﾄﾞｱの横にあるｲﾝﾀｰﾎﾝに手をかける。





ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ





(自分の家なのに変な感じ。)





片手はﾎﾟｹｯﾄに突っ込んでｲﾝﾀｰﾎﾝを押した方の手はだらんとおとしている。





まだかなぁ…なんて思いながら辺りをｷｮﾛｷｮﾛと見渡していた。









ﾊﾞﾝｯ





｢｢｢A!!!!!｣｣｣





ﾄﾞｱが開いて私の名前を呼ばれたのは、私が驚き半分やっちまった半分で冷や汗をたらす2秒前。

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