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あなたside
イ「お前はハンターに向かないよ。お前の天職は殺し屋なんだから。」
イ「お前に友達なんて出来っこないよ。」
イ「お前は根っからの殺し屋だから。」
イルミの言葉の数々が私の脳内に響き、介入したくなる気持ちを必死に抑える。
彼に悪意が無く、心からの本心なのが余計に私の神経を逆撫でさせる。
私は、拳を強く握り痛みで強制的に気持ちを押し殺す。
イ「よし。ゴンを殺そう」
その言葉で私の中の何かがプチン、と音を立てて切れた。
辺りは静まり返り、受験者達は驚愕の色を浮かべていた。
あ「...いい加減にしなよイルミ。」
静寂を破ったのは他でもない私だった。
ここはキルアやゴン達にとって大事なシーン、それは重々承知していた。
だが、黙ってはいられなかった。
私は拳をきつく握り締め、自分でも驚くぐらいの低いトーンでイルミを睨み付ける。
イ「どうしたのA?すぐ終わらせるから大人し」
あ「私とイルミの関係は何だったんだよ。友達だと思ってたのは私だけだったわけ?」
イルミの声を遮り、怒りからか若干潤んだ瞳でイルミを見据える。
私の表情を見るなり微かに動揺したイルミの反応に、今だと畳み掛ける。
あ「イルミが重度のブラコンだって事も知ってるし家の方針を否めるつもりも毛頭ないよ。」
イ「?つまり、どういうこと?」
あ「私とお前は友達で、キルアとゴンは友達だって言ってんだよばーか!!」
いきなり声を張り上げた私に周りは目を見開く。
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ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!連載頑張ってください!!応援してます!! (2月3日 7時) (レス) id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - 続きほしい(´;ω;`) (2022年8月21日 7時) (レス) @page35 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - (´・ω・`)...続き...? (2021年12月23日 1時) (レス) id: 0f5c343916 (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - イルミがちょっとキャラ崩壊wでもそこも面白い!主人公の男っぽい口調も大好きです!更新待ってます! (2021年8月20日 22時) (レス) id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
ロジン - 面白かったです!! 更新待っています! 幻影旅団のところが見たいです。 (2021年6月24日 23時) (レス) id: 44f8f1b8f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるふぃ | 作成日時:2021年2月27日 20時