愛され少女は色鮮やかな世界で無双する2【H×H】

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あなたside






一試合目は原作に沿って行われ、ゴンは医務室へと運ばれて行った。





それを確認してから私は体育座りをしながら眺めていると、段々と瞼が重くなってきた。





私の場合はまだ先。少し仮眠しても問題無いだろう。






私は近くにいたイルミに声をかけた。





あ｢ちょっと寝る。私の番になったら起こして。｣





その言葉に、イルミが頷いて私の頭をぽんぽんと撫でた。





私は猫のように身を捩らせて丁度いいポジションを探してから、目を瞑った。









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ふと、空気がピリッとしたことで私の意識は半ば強制的に覚醒した。





目を擦りながら顔を上げると、本来の姿になったイルミとキルアが向き合っていた。





あれ、私の試合って2人の前じゃなかったっけ？






私は不思議に思って立ち上がり、受験者達の方へ向かった。





ク｢あぁ起きたのかA。おはよう。｣





私の頭を撫でるクラピカに、こくんと頷いてからクラピカを見上げた。





あ｢おはよ。ねぇクラピカ、私の番は？｣





ク｢あぁ、それはね…Aが寝ていたから後回しということになったんだよ。皆の総意でね。｣





別に起こしてくれても良かったんだけどな。





私は一応礼を伝えてから、イルミ達に視線を移した。





今回の話には極力介入しないようにしよう。





そう決めて、私はイルミの話に耳を傾けた。

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