愛され少女は色鮮やかな世界で無双する2【H×H】

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イルミside





イ｢ねぇ、それ逆効果って知ってた？｣






そう言うとAはまだ若干潤んだ瞳で首を傾げる。






俺の方が背が高いから必然的にAは俺を見上げる形になる。





要するに上目遣いになってるわけだ。





イ｢あー...可愛い。俺の嫁まじ天使。｣





Aの首元に顔をうずめると、Aの身体がぴくんと跳ねた。




あ｢っキル、やばい、君の兄貴まじやばい...ね、ヘルプ...｣





声を震わせながらキルに助けを求め、伸ばそうとする手を絡めとってそのまま口元にもっていく。





イ｢Aは俺のでしょ？なんで他の奴の所に行こうとするの？｣






あ｢う、うぉ、ヤンデレイルミだ...｣






顔をずいっと近付けると、Aは困ったように小さく微笑んだ。






順応能力が高いAは、早くもこの状況に慣れてしまったようだ。






何だ、つまらない。






さっきみたく顔を赤らめて、それを俺だけに見せていればいいのに。

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