愛され少女は色鮮やかな世界で無双する2【H×H】

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あなたside





あいつは本当に就く職業間違ってると思う。





遅くは無い。今からでもヤクザにでも入り直したらどうだろうか。





ゼブロさんは何度も謝りながら受話器を戻した。





ゼ｢いやぁ、やっぱり叱られちゃったか。｣





ゴ｢屋敷に電話してくれたの？｣





ゼ｢いや、執事にですがね。屋敷への連絡は全て執事を通すんですよ。｣





そういやそうだっけか、なんて思っているとゴンが一歩前に出た。





今度は自分が出るなんて言い出したのだ。





ゼ｢良いですけど...嫌な思いさせちまいますよ？｣





そう言いながらも番号を打ち、ゴンは折れてない方の腕で受話器を手に取った。





ゴトーは常に威圧的だからなぁ。





まぁ取り敢えず様子見ってとこかな。





私は口内で飴を転がせながら、ゴンの様子を見守った。





ゴ｢僕、キルア君の友達でゴンと言います。あの、キルア君いますか？｣





そう言った数秒後、無機質に切られた電話。





おおかた、キルアに友達は居ないと言われたのだろう。





ゴンは黙ったままもう一度番号を打ち、ゴトーが出るのを待つ。





あ｢...耳、塞いだ方がいいよ。｣





私は一応忠告してから、自分の両耳を手で塞いだ。





レ｢え？なん｣





ゴ｢なんでお前にそんなことが分かるんだ！！いいからキルアを出せ！！！！｣





声を張り上げたゴンに、キーンと耳が微かに痛む。

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