愛され少女は色鮮やかな世界で無双する2【H×H】

67 -ゾルディック家到着- ページ19

あなたside





ク｢パドキア共和国、か。Aなら知って...だ、大丈夫か？｣





ふとパソコンを打っている手を止め振り返ったクラピカはわたわたと焦っている。





レ｢おま、この世の終わりみてぇな顔してんぞ？｣





あ｢あぁ、うん...大丈夫...｣





本当かよ、と訝しげに顔を覗き込むレオリオを片手で制す。





何度か逃走を図ろうとしたが如何せんゴンが私の腕を掴んでいるため逃げ出せないのだ。





いや、逃げ出すことは可能なのだが天使の腕は振り払えない。そういうことだ。





それにしてもゾルディック家か...。





最後に行ったのはキルアがまだ幼かった頃だっけか。





別に彼らが嫌いなわけじゃない。





ただ、着せ替え人形にしてくるキキョウに何かとこぎ着けて戦おうとするシルバ。





挙句の果てには嫁候補になるか養子になるかという訳の分からない2択を迫られたのだ。





レ｢...ダメだ、コイツ目が死んでやがる...｣





ゴ｢おーいAー？｣





まぁ、別に屋敷の中までは入らなければいい話。





私は覚悟を決め、大人しく彼らに同行することを決意した。





着いて、しまった...。





“黄泉への扉”と言われている正門に到着するや否やカメラを構える観光客達。

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