愛され少女は色鮮やかな世界で無双する【H×H】 (ページ7)

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あなたside

あ｢気持ち悪いこと言うな。つーかどっか行け。知り合いだと思われるだろ。｣

タダでさえヒソカは格好が奇抜だって言うのに、中身まで飛び抜けてイカれてる。

コイツを知らない奴でも始まる前のショーを見たら誰だって関わりたくないと思うことだろう。

周りから恐れられているコイツと話している小柄な女、周りの注目を集めるのにはもってこいの条件だ。

鬱陶しそうにシッシッ、と手で追い払うと、ヒソカはその手を掴み手の甲に軽いキスをした。

しかもご丁寧にリップ音までたてて。

ヒ｢＿＿＿＿知り合いも何も…こういう仲だろう？♡｣

あ｢ッおま、誰が…っ｣

いきなりのことに脳の処理が追いつかず、口から出てくる言葉は何ともたどたどしいものばかり。

私はすぐさま手を払い、着ている衣服で顔半分を覆った。

久しく会っていなくてすっかり忘れていた。

そうだ、コイツはこういう奴だった…！！

ヒ｢耳まで真っ赤じゃないか♣︎いつまでも初々しいしいねぇ、君は♡｣

お前のせいだろと言わんばかりに睨みつけるとヒソカは嬉しそうに口元を歪めている。

毎度のことだが反省の色が全く見えない、本当にタチが悪い。

あ｢っくそ…覚えてろ、マジで…｣

私は負け犬のテンプレのような言葉を吐き捨て、受験者の波に紛れ込んだ。

ヒソカ、ゼッタイ、ユルサナイ。

．

その後＿＿＿＿＿＿

ギ｢(なにしてくれてんの)｣

ヒ｢(虫除けだよ♢悪い虫がつかないようにね…♡)｣

ギ｢(あぁ、そう。)｣

ヒ｢(男の嫉妬は見苦しいよ♠︎…というか、君喋っても大丈夫なのかい？♣︎)｣

ギ｢(…カタカタカタ(次やったら殺す))｣

ヒ｢(クックック、こわいこわい♢)｣

Aの知らぬところでAセコムが発動していたのを彼女は知る由もない。