愛され少女は色鮮やかな世界で無双する【H×H】 (ページ16)

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あなたside

ヒ｢やっぱりイイねェ、君の攻撃♠︎惚れ惚れしちゃうよ…♡｣

あ｢わ～微塵も嬉しくねぇ～！｣

そう言ってジリジリと歩み寄ってくるヒソカ。

反対に私は一定の距離を保とうと後方に下がっていく。

ふと視界に入ったイルミに助けを求めると何事も無かったように視線を逸らされた。

自分で何とかしろってことですかさいですか。

まぁ今キルアいるし表立って行動出来ないもんな、しゃあない。

…自分で何とかするしかないかぁ。

あ｢ほら列進み始めてるよ。行かないと一次試験合格できないぞ。｣

ヒ｢今は試験より君の方が大切さ♣︎…おっと、どこに行こうとしてるんだい？♢｣

一瞬の隙をついたつもりだったが、瞳孔がん開きのヒソカに抵抗虚しく両手を掴まれた。

私の耳元で囁いたヒソカは完全に確信犯だ。本当にタチが悪い。

あ｢っ、どこってサトツさんのとこに決まったんだろ。｣

身をよじると、離すまいと言いたげに私を自身の方へ引き寄せるこの男。

あの受験者達の目を見ろ。

すっげえ顔してんぞ、おいハゲやめろそんな微笑ましそうに見んな。

アイツよく見たら日本、いやジャポン出身のハンゾーじゃねぇか。

よし決めたアイツどさくさに紛れて殺そう。

ヒ｢僕といるのに他の男の事を考えているのかい？♠︎｣

あ｢メンヘラ彼女か｣

その前にどうやらこの男を処理しなければいけないらしい。

私は深い溜息を零してから、ヒソカを見上げる。

くそ、背高ぇなちくしょう。