ドSな生徒会と…？1 (ページ33)

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第33話ページ33

あなたside

翼｢なに、髙木殺る気？｣

翼もﾜｲｼｬﾂを捲りながらケンカを買う気満々だった。

あ｢翼！京也！ケンカしちゃダメ!!!｣

私は2人の袖を掴んで引き止めた。
別に、髙木くん達が怖いんじゃない。

＿＿＿＿＿＿この2人はお兄ちゃんに続くBATBOYSのNo.2と、No.3で、ルックスもよく腕っ節も強いと評判だ。

私が2人の袖を引っ張ると翼は振り返り、私を自分達の方へ引っ張りｷﾞｭｯと抱きしめた。

翼｢Aが言うんならやんな～いっ❤︎｣

京｢お前が言うんならしゃーねーか。｣

京也は私の頭に手を置いて優しく撫でた。その手は安心感があって、とても落ち着いた。

あ｢翼ー、恥ずかしいからどいてくんない？((ﾎﾞｿｯ｣

私は周りに聞こえないくらいの声で翼に言うと
翼は離そうともせずよりいっそう力を強めた。

拓｢翼、そろそろ離してやんな？w｣

あ｢お兄ちゃん!!!｣

この人は“赤城拓也”[ｱｶｷﾞﾀｸﾔ]
＿＿私のお兄ちゃん。
そして、BATBOYSのﾄｯﾌﾟを張っている。

J｢お兄ちゃん!!!!????｣

私は急に大声を出した皆にﾋﾞｯｸﾘして肩が震えた。

拓｢改めましてぇ。Aの兄貴の“赤城拓也”です((ﾆﾔｯ｣

お兄ちゃんは妙に“兄貴”という単語を強調したように聞こえた。
そして、わざとらしく意地悪そうに自己紹介をし直した。

あ｢お兄ちゃん性格悪い…(苦笑)｣

薮くん達がイラついてんの分かってやってるねこの人は…(苦笑)