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あなたside
私達という新しい家族を迎え入れたことにより突如始まった宴の後、皆が泥酔し寝静まった頃。
私とオヤジは甲板で、暗くどこまでも広がる海を眺めていた。
そこで、私はふと口を開いた。
あ『...いつかは分からないが近い未来、オヤジの時代を揺るがす大きな戦争が起こる。』
白『ほォ、それはそれは大層な話だなァ。』
あ『今は半信半疑でも構わない。だけど、もしそうなったら“彼ら”をこの船に乗せてやって欲しい。』
その言葉にオヤジは大きく目を見開いた。
彼ら、それを指すのは私が命よりも大切で、どんな時も共に乗り越えてきた4人のこと。
私が亜瑠達を託すということに、オヤジは少なからず動揺しているようだった。
だが、数秒も経たないうちにオヤジは声を上げた。
白『グララララ、アイツらもおめェももう家族なんだから、そんな要らねぇ心配してンじゃねェよ。』
その言葉に私は安堵の息をついた。
白『だからと言って自分の命を粗末にすんじゃねェぞ。おめェも大切な家族何だからよォ。』
今でもあの言葉は一語一句間違うことなくハッキリと覚えている。
嬉しかったなぁ、親からの愛情とか無縁の生活だったから。
こっちの世界に来てからも所詮成り上がる為の道具ぐらいにしか思われてなかったっぽいしさ。
だんだんと心が温かくなり、戦場だと言うのに幸せに浸っていた。
あ｢本気だよ。...あ。ありがとマルコ。久々に話せて良かったよ。｣
ふと真下にオヤジの姿が見え、私はマルコに一声掛けてから飛び下りた。
頭上からマルコの制止の声が聞こえたが、何せ風がうるさいせいで全く耳に入らない。
私は襲いかかってくる風圧に眉を顰めながらも、いつかぶりのオヤジの姿に口角を上げていた。
．
．
．
マ｢...お前をこの手に閉じ込めてずっと一緒に居れたらいいのにねい。｣
残されたマルコは独り自嘲気味に微笑み、憂さ晴らしと言ったように海兵を薙ぎ倒しに向かった。
八つ当たりとでも言えるその行動の犠牲となった海兵のおかげでルフィは着実にエースに近づいていた。
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ねこまる - 一気読みをしました！！更新楽しみです！ (8月7日 19時) (
レス) id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - おかか王子さん» そうだったんですね。これからも応援してます！ (2021年12月1日 11時) (レス) id: 99446e596c (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - ふわりさん» コメントありがとうございます！下書きの段階のものを間違えて公開してしまいました(；；)ご指摘、ありがとうございます！今後もご愛読して頂けると幸いです！ (2021年12月1日 11時) (レス) id: b0f7d3217c (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - 景璃さん» コメントありがとうございます(；；)おかげさまでモチベ爆上がりしました！今後もご愛読して頂けると幸いです！ (2021年12月1日 11時) (レス) id: b0f7d3217c (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - すみません、あの167から175に飛んでませんか?お話の内容的にもそうだと思うのですが…そういう仕様でしたら、すみません。この作品すごく好きなので、更新待ってます！ (2021年12月1日 4時) (レス) id: 99446e596c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか王子 | 作成日時：2019年1月25日 0時
