163 ページ29
あなたside
あ「はぁ、っ、はぁ…勝負は、ついたな。」
セ「ふっ、相変わらず、っ規格外、だな。お前は…」
センゴクさんは膝を地につけ、呼吸もやっとのような状態で言葉を発した。
かくいう私も、立っていることですらかなり辛い状況だ。
体力勝負はどうやら私に分配が上がったらしい。
私はふらふらとした足取りでエースの元へ向かった。
あ「お待たせ。っ、もう、ほんと世話が焼ける兄貴だなぁ、ってうわ！！」
私が海楼石を外すや否や、エースは私に抱きついた。
微かに震える肩から泣いているんだと瞬時に察した。
私は苦笑を零しながら、エースの背中をあやす様にぽんぽんと優しく叩いた。
ふと、遠くの方にいるルフィと視線がぶつかった。
傷だらけの様子で対峙している彼は、私とエースの姿を見るとへにゃりと笑った。
その笑顔が愛おしくて堪らない。
画面外で向けていた感情とはまた違う、家族へ向ける愛なのだと悟った。
本当の私とは血が繋がっていない筈なのに、どうしてこんな感情を抱くのだろうか。
どうやら私はこの世界に来てから随分と丸くなったらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこまる - 一気読みをしました！！更新楽しみです！ (8月7日 19時) (
レス) id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - おかか王子さん» そうだったんですね。これからも応援してます！ (2021年12月1日 11時) (レス) id: 99446e596c (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - ふわりさん» コメントありがとうございます！下書きの段階のものを間違えて公開してしまいました(；；)ご指摘、ありがとうございます！今後もご愛読して頂けると幸いです！ (2021年12月1日 11時) (レス) id: b0f7d3217c (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - 景璃さん» コメントありがとうございます(；；)おかげさまでモチベ爆上がりしました！今後もご愛読して頂けると幸いです！ (2021年12月1日 11時) (レス) id: b0f7d3217c (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - すみません、あの167から175に飛んでませんか?お話の内容的にもそうだと思うのですが…そういう仕様でしたら、すみません。この作品すごく好きなので、更新待ってます！ (2021年12月1日 4時) (レス) id: 99446e596c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おかか王子 | 作成日時：2019年1月25日 0時
