zundare_12 ページ12
◇
『ねぇ、私永瀬に質問したいことあるの!』
永瀬「ん?」
『どうして私に構うの?』
ずーっと気になってたことを聞けば、さっきまで飲んでたタピオカを器官に詰まらせたのかむせてて。
正直私は、永瀬のことかっこいいなんて1ミリも思ってないし、あんたが登校するだけで花道を作る女子たちとは違う。
あんたに黄色い歓声なんてこれから先も送らないと思うし、私から話しかけるとしたら校則違反してるときだけ。
永瀬「構ったらいけない理由でもあるん?」
『当たり前でしょ?!』
私は岸先輩のことが好きだから、永瀬と付き合ってるだなんて変な思い込みされたくない。
ってか、実際もう聞かれちゃったし。
それに、女子たちに悪口言われるのもやだし、冷たい目で見られるのもいやなの
永瀬「ももってさ、どんなタイプが好きなん?」
『ち、ちょっと何よいきなり!』
永瀬「ええやん、好きなやつも知っとるんだし」
『、、、。』
そうだ、こいつ何故か私の好きな人知ってるんだ、、、
飲み物を置いて真っ直ぐに私を見つめる永瀬。
私はその目が嫌いだよ
心の奥底に隠した本心を知ってそうで、逃げたくても逃げられなくなる
永瀬「無視、するん?」
『別に?あんたも知ってる通り、岸先輩みたいな人が好き』
永瀬「タイプ聞いとるんやけど」
『人のことばっかで、自分のことは後回し
周りを見て行動して、岸先輩が笑ってくれるだけで私も笑顔になれる
まさに岸先輩みたいな人がタイプなの!
これで満足?』
これでもかってくらい岸先輩のよさを話して、永瀬の目を見れば
痛いくらいに視線がぶつかる。
永瀬「なら、俺が岸先輩みたいになれば」
あの真剣な目だけは変わってないのに、口角だけをきゅっとあげて、不気味に微笑む永瀬。
その次に紡がれる言葉に変な緊張を覚えた時、予想もしなかった言葉が返されたんだ。
・
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・
永瀬「俺のこと意識するし、俺を好きになるってこと、やんな?」
◇
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ひめ(プロフ) - 0519namiさん» ありがとうございます!!頑張るので応援よろしくお願いします★ (2019年7月30日 18時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
0519nami(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります!!更新頑張って下さい応援してます! (2019年7月23日 8時) (レス) id: 50354e6784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひめ | 作成日時:2019年7月20日 0時