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永｢海人〜、お前まじで何してんねん｣
海｢あひゃひゃ、俺これムリだわ｣
岩｢廉はバスケ上手だもんね｣
神｢岸くん、遊んでないでちゃんと動いて！｣
岸｢いや、俺ガチで動いてる！命かける！！｣
平｢ねぇ〜長くない？まだ終わらないの？｣
ベンチに座って女子のオーダー表を作ってたけど、永瀬の声で私の視線は男子の方に向いた。
こんな呑気に話してるけど、これ、全部プレーしながら話してるの！
6人は余裕そうだけど、相手をしてる男子はヘトヘトになってて。
6人は凄いんだな〜、なんて呑気に考えながらオーダー表に視線を戻す。
平｢わぁっ！イモムシおる！｣
海｢ほんとだぁ〜｣
永｢なぁ、試合中やで｣
岸｢俺も見たい！｣
この人たち、自分たちの状況を中継しながら動くから、見てなくても全部耳に入ってくる
岩｢ねぇ、4人何してるの？｣
神｢玄樹もイモムシ見に行く？｣
岩｢やだ｣
試合中だと言うのに
この自由さに笑いが出てくる。
結局6人みんなでイモムシを見に行くから、相手チームの男子は戸惑ってたし
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芽｢春〜、何見てるのよ｣
声のした方を向けば、いつの間にか私の隣に座ってる芽生がいた。
｢あれっ？もう終わったの？｣
芽｢終わったよ〜
うちね、めっちゃシュート決めた！｣
｢そっか！よかったじゃん｣
満面の笑みでそう言う芽生はすごく嬉しそうで。
こっちまで温かい気持ちになる
芽｢ねぇ、春。
自分の気持ちに素直でいなきゃダメよ？
強がってもあんたは隠せないんだから。
女の子は素直な方が可愛いのよ〜｣
｢えっ、どーゆーこと？｣
すっごく優しい笑みを浮かべてそう言う芽生にハテナしか浮かばない私。
どうした？！もしかして、壊れた？！
芽｢どうもしてないよ
ただ、最近のあんたを見ててそう思っただけ｣
" 自分の気持ちに素直でいる "
私、今、自分に素直じゃないの？
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作者名：ひめ
| 作成日時：2018年12月30日 0時
