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｢待ってください！
どうしてもやりたくないです、どうして私なんですか？！｣
先生、心の中の私が必死に訴えてるんです！
嫌だっ！そんなのムリ！って言ってるんです！！！
｢そんなのは簡単だよ。
みんなが静かに下を向く中、お前だけはすごい笑顔で首を縦に振っていたじゃないか。
そこで俺は気づいたぞ。
無言の譲り合いをやめて、やりたい気持ちを表現したのだと。｣
いや、ぜんっぜん違う！
先生のいう首を縦に振っていたとはね、私の解釈で言うと。
______________
" クラスはみんなで30人 "
ほうほう。
" 女子はそのうちの半分 "
ほうほう！！
" 15分の1になるはずがない。 "
そうだそうだ！！！
" ふぉっ、やばい、ならない自信しかない！！！ "
嬉しさのあまり、首を激しく縦に振る
↑
先生が見てたのはここ！
______________
先生、私の頭ではこうなってたんです！！！
無言の譲り合いじゃないです。
私の中で、私はやらなくていいことになってたんです。
ちょっとぉ、どうにかして下さいよ。
・
・
・
｢先生〜、じゃあ俺やりますわ！｣
も〜、しゃーないから、そんな声とともに聞こえてきたのは、、、永瀬っ？！
『え〜、永瀬くんがするなら私もやりたかったなぁ』
『なんで永井さんとなのよ！』
いや、待って！
そもそも私から決まったから、文句を言うなら永瀬に言ってよ！
ってか本当に永瀬が委員長なの？！
切実にやだよ
譲れるなら譲りたい。
｢よし、じゃあ2人には放課後にある代表集まり会に行ってもらうからな〜｣
｢うぃーす｣
待って！
よくよく考えれば何で永瀬が委員長になってるの？！
｢オ・ト・シ・テ・ヤ・ル・ヨ｣
隣の永瀬を見れば、口パクでそう言われる始末。
いや、別におとされるつもりないんで。
どうぞ勝手に言っといてください。
ってか、諦めたのかと思ってました。
｢こらから頑張ろうね、永井さん。｣
妖艶な笑みを浮かべてそう言う永瀬を、ぎろっと睨んで机に伏せた。
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作者名：ひめ
| 作成日時：2018年12月30日 0時
