オトシテミナヨ、私のこと。 (ページ16)

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｢どうして私に構うの？｣

ハンバーグを頬張っては、満足そうにうんめぇ～とぼやくかりんとうに聞く

｢んー、俺に興味がないから｣

｢はっ？！

ほんとに理解に苦しむわ｣

自分に興味がない人にこんなことするの？

自分に興味のない人のためにお金使う？わざわざお昼一緒に食べる？

｢俺にオチなかった女なんて今まではおらんかった

みーんな俺を見れば、こいつら5人を見ればキャッキャ言うとったのに。｣

うわぁ、見てん、このドヤ顔。

まじ寒気、鳥肌。

｢お前だけは俺らに興味すら示さないし、しまいには "かりんとう " だの、 " あひゃひゃ星人 " だの失礼なことばっか言いよるやん｣

｢失礼なのはそっちだと思うけど？

女を甘く見るな！

確かにあんたにメロメロな子たちは沢山いるよ

けど。

人の気持ちを弄ぶな｣

ちょっとカッコいいとか、ちょっとルックスがいいからってすぐ調子に乗る

調子乗り男め！

お前のあだ名、調子のりおに改名してもいいんだよ？

｢だったら俺とゲームしようや｣

｢なに？トランプ？｣

｢何でここでトランプが出てくんねん、アホ｣

｢いや食堂でゲームするんだったら鬼ごっことか出来ないじゃん！

そこはやっぱり、トランプでしょ｣

｢ドヤ顔で言うことやないで、それ

遊びのレベルが5歳児やろ｣

ご、5歳児って、、、

もういいもん、無視だ、無視。

｢俺がオトシテヤルヨ、お前のこと｣

うっわ。さっむ！！！

誰がお前なんかにおちるかよ

しかもさ、おとしてなんて頼んでないから！！！！

アホじゃない？それともバカ？

｢無言でいる理由って、俺におちそうで怖いからなん？

あんな強気でいながら、おちそうで怖いから拒否するん？｣

｢いいよ！

受けてたってやるよ！

あんたに、あんたたちなんかに。

おちる女ばっかじゃないってこと、証明してあげるよ！｣

私の言葉で、口角をあげてニヤってするこいつ。

ばっかじゃないの？！

｢乗ったな｣

いいよ！

やってやる！

あんたのプライドがズタボロになるまで嫌ってあげるんだから

あんたに、降参させてあげるよ

｢うん、乗った。

オトシテミナヨ、私のこと。｣

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