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芽｢ねぇ、あんたまーだ決まってないの？｣
こんな騒がしい食堂の中で声を張ってそういう芽生。
そのせいか周りが静かになって、みんなの視線が私に来る。
｢わ、わたしは、、、｣
ちょっと！あんた強すぎだろ！
私、人に注目されるのが大の苦手なんです。
芽｢なんか静かになったわね
でー？何にしたの？｣
あのさ、空気読めない？
なんか静かになったわねって、あなたが静かにさせたのよ
｢お前、まだ決まってへんの？｣
｢え、はっ？｣
周りの悲鳴に圧倒される私
な、なんであんたがここにいるのよ
あの、もう構わないでください。
見てよ、この女子の目！
あんたのせいなんだからね！
｢話しかけないでよ｣
｢聞こえないんやけど｣
はぁっ？！
そんなニヤニヤしながら聞こえないって、絶対聞こえてるでしょーが！
『なにあの態度！せっかく話しかけてもらえてるくせに』
『廉きゅんにあの子は似合わなさすぎよね〜』
ほらほら！
始まった！
かりんとうが悪いのにみーんな私の悪口ばっかじゃん！
しかも何よ、" 廉きゅん " って
う〜、寒気がする
｢あーっ、お前お金ないんやろ｣
｢いや違うわ｣
お金無かったらとっくに退散してるわ
｢おばちゃん、オムライスとハンバーグ一つずつ｣
うえっ？！
こいつ2個も食べるの？！
こんな細い体のどこに入るのよ
｢おいお前、どっちか持ってや｣
｢それ、人に頼む態度？！｣
｢2個も持てるか｣
芽｢ねぇ、お腹すいたんですけど！！！！｣
どうしてこうなるのよ
もう、早く運んで芽生の場所に戻らなきゃ
｢もう食べてていいよ〜
ほんとにごめ、、、って、えっ？！｣
どうして芽生の周りに5人がいるの、、、？
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作者名：ひめ
| 作成日時：2018年12月30日 0時
