決断 ページ40
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｢美紗ちゃん、海人くんいな、、ってへっ？｣
いくら校内を探しても見つからなかった海人くんが、屋上のドアを開ければベンチの隅にちょこんと座っていた。
｢海人くんっ！
もう、私すごく探したんだよ？
体育館行ってみたり、少しトイレ覗いたり｣
海｢う、うん、ゆずちゃんそれは辞めようか｣
｢でも誰もいないの分かってたもん｣
海｢じゃあどうして覗いたの｣
｢あ、そうか｣
よくわからない自分の動きに驚きながら、海人くん用の大きなお弁当を差し出す。
海｢わぁっ、今日もありがとう｣
｢ふふっ、お弁当ならいつでも作るよ｣
その笑顔が見られるなら私はそれだけで満足だから
忙しい海人くんの役にたてることほど嬉しいことは無い。
海｢ねぇ、ゆずちゃんはさ俺のこと嫌い？｣
私も海人くんの隣に座り、お弁当の蓋を開けた瞬間
海人くんの悲しそうな声が耳に入ってくる。
｢どうしてそうなるの？
私、海人くんのこと嫌いだなんて1度も思ったことないよ？｣
私の異変にすぐ気づいてくれて。
私のこと助けてくれて。
私を守ってくれて。
海人くんを嫌いになる要素なんてどこにもないのに。
海｢俺のこと嫌いだから、映画のオファー受けてくれないのかなって｣
私が悩んでる理由は全く違うことなのに。
ちゃんと決めることが出来ない自分のせいで、マネさんやプロデューサーさんだけに迷惑がかかるだけじゃなく、海人くんも傷つけてしまうんだ。
でももう決めた。
｢私、映画のオファーうけるよ。｣
別にいいよね、海人くんとスケジュールが被ったって。
私には、美紗ちゃんみたいに応援してくれるファンの人たちがいる。
その人たちを裏切らないようにしなきゃ。
まだクラスのみんなに自分の招待を明かすのには時間がかかるけど
" さぁ 踏み出せ______________ "
私、ちゃんと踏み出せるようになるから。
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ひめ(プロフ) - アンナさん» コメントありがとうございます！イケメンなかいちゃんをもっと出せるように頑張ります！ (2019年6月10日 16時) (
レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - harumatsu0207さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しいです！！ (2019年6月10日 16時) (レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - み おさん» コメントありがとうございます！かいちゃんのイケメンなところをたくさんだしていけるように頑張ります！ (2019年6月10日 16時) (レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - tukiさん» コメントありがとうございます！完結できるように頑張るので、応援よろしくお願いします！ (2019年6月10日 16時) (レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
アンナ - 海ちゃんイケメン！！ (2019年5月1日 16時) (レス) id: 4f50a9ecb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひめ
| 作成日時：2019年4月3日 13時
