元気回復法 ページ19
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海｢ゆずちゃんってば〜！｣
片耳のイヤホンが外されたと同時に聞こえる、海人くんの声。
｢わっ、海人くん？｣
海｢ずーっと呼んでるのに全然俺の事見てくれないから｣
｢ごめんね？イヤホンしてたから気づかなかった｣
心配そうに笑うと、私が座っているベンチの横に腰掛けた海人くん。
海｢ねぇ、俺にも聞かせてよ！
ゆずちゃんが聴いてた歌！｣
さっきとった片耳のイヤホンを器用に自分の耳に入れる海人くん。
イヤホンの線があるから、その距離は自然と近くなるわけで
心臓がバクバクしてる私がいる。
な、なんでこんなにバクバクしてるんだろう？
大爆音で流していたはずの音楽の方が小さいんじゃないかって思ってしまうほど
私の鼓動は大きかった。
海｢ゆずちゃん、この歌、、｣
歌を流すなり、驚いた顔をしながらそういう海人くん。
｢もしかして海人くんも知ってる？
すっごくいい歌だよね！！！｣
海｢あ、うん、そうだね｣
人と共感し合えること、
私の人生の中では数少ない出来事だったから嬉しくて嬉しくて。
舞い上がってしまう自分がいた。
もちろん、舞い上がってるから海人くんの異変に気づくはずもなく
海｢ど、どうして、この歌が好きなの？｣
｢話したらすっごく長くなっちゃうんだけどね、｣
それから私は、全てを話した。
私の過去について。
1度も笑ったりバカにすることもなく
ただ真剣に話を聞いてくれてた海人くん。
海｢でも、どうしてこれが元気回復法なの？｣
｢さっきも話した通り、私は過去に色々あって。
そんな過去の私や、怖いことから逃げて踏み出せない私にぴったりな歌だから
この歌を聞くと元気が貰えるんだ。
あとはこんな広い空を見てると、自分の悩みなんてすっごくちっぽけに感じるから
もっと頑張らなきゃ、そう思えるんだ。｣
海｢そっか、好きな人の役にたてて嬉しいよ｣
海人くんがそう呟いたことなんて知らず、海人くんの笑顔と共にただこの歌に耳を傾けていた。
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ひめ(プロフ) - アンナさん» コメントありがとうございます！イケメンなかいちゃんをもっと出せるように頑張ります！ (2019年6月10日 16時) (
レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - harumatsu0207さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しいです！！ (2019年6月10日 16時) (レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - み おさん» コメントありがとうございます！かいちゃんのイケメンなところをたくさんだしていけるように頑張ります！ (2019年6月10日 16時) (レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - tukiさん» コメントありがとうございます！完結できるように頑張るので、応援よろしくお願いします！ (2019年6月10日 16時) (レス) id: 5b0df6140c (このIDを非表示/違反報告)
アンナ - 海ちゃんイケメン！！ (2019年5月1日 16時) (レス) id: 4f50a9ecb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひめ
| 作成日時：2019年4月3日 13時
