憧れと現実は別世界【名探偵ｺﾅﾝ】

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あなたside




園「そういえば、今度合ｺﾝやるんだけど2人とも来るわよね。」




学校からの帰り道、園子が唐突に話をふってきた。




しかも、「来るわよね“?“」ではなく、「来るわよね“。“」だ。




どうやら私たちに拒否権というものはないらしい。




あ「蘭は美人だから良いけどさ、私は無理だってw」




蘭「もったいないよ!!Aとっても可愛いのに!!」




蘭に言われてもお世辞以外、とらえられませんよ。




それに私が可愛かったら、この世の女さ全てが女神様…いやそれ以上の存在である。




そう思いながら苦笑いを浮かべると、前方で挙動不審な人影が見えた。




蘭「あの…何かお探し物ですか?」




さすが、蘭。迷うことなく心配そうに駆け寄っていった。




私と園子も後に続き、真っ青な顔をした女の元へ駆け寄った。




表情から察するに、めちゃくちゃ大事なものだったのだろう。




女は眉を下げながら震える声で口を開いた。




女「携帯を落としてしまって…さっきまではあったのですが…」




あ「お姉さんはどこを通ってきたの?」




女「…あそこ、です」




そういって指をさしたのは細長い路地裏。




ま、可能性があるとしたらあそこだな。




あ「んじゃ、案内してくれません?」




女「…は、はい…」




両手で鞄を持ちながら女は路地裏に入っていった。




私達も、歩き出した女の後に続いた。








…この後に何が起こるかも知らないで。

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