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あなたside
あ「…ッ痛…くねぇ。」
どれほど時間がかかったかは分からないが、意識がハッキリしてきて体を動かした。
撃たれたはずなのに体に痛みは全くない。むしろ絶好調だ。
とりあえず分かるのは、私は死んでないということのみ。
?「あ、やっと起き((殴____いったぁ!!!何すんの急に!!!」
あ「あ、悪い。条件反射。」
急に目の前に顔が見えたら誰だってビビるだろ。
しかも、全く知らない童顔の男だよ。だから私は悪くない。
?「いっとくけど僕君より年上だからね。」
あ「へぇ〜…で?」
私に殴られた方の頬をさすりながら、涙目で立ち上がった男。
全く興味がないことを言われ、寝っ転がたまま男を睨み付けた。
ト「…僕は時空を操る時の神“トキ“。実は君に頼み事があるんだ。」
トキと名乗った男は、急に真剣な表情を見せた。
私は、トキを見上げてしばらくお互いに睨み合った。
あ「…聞くだけ聞いてやる。」
ト「ははっ、ありがとう。君は“名探偵コナン“っていう漫画を知っているかい?」
私は、体を起き上がらせてトキの前であぐらをかいた。
トキは私の様子を見て、ふわりと笑い、私と同様腰を下ろした。
あ「知ってるよ。あの漫画面白いよな。」
ト「知ってるなら話が早い。頼み事って言うのは…」
あ・ト「「コナンの世界にトリップしてほしい。」」
何となく雰囲気で悟っていた私は、トキと言葉を重ねて言った。
トキは目をパチクリさせて、何で分かったの?という顔を見せている。
あ「ただの勘だよ。…なぁ、もしこれで行かない、って言ったら?」
ト「君の意見を尊重するよ。…ただ…そうしたら君は…」
トキが言いにくそうに口ごもったのかは察し、きっと私は死ぬんだろう。
理由はどうあれ、目の前に困ったやつがいて、そいつが助けを求めてる。
しかも、私の第2の人生を開こうとしてくれている。
そんなの答えは決まっている。
あ「いいよ。私も行きたいと思ってたんだ。」
ト「!…ありがとう、A。」
――――Yes以外の答えがあるものか。
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Vermut(プロフ) - すごく面白いですね!あ、あの…21話目のところ、アポロじゃなくてポアロだと思うんですけど……わざとでしたらすみません!! (2018年7月31日 11時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - あいりさん» 副委員長でっす☆ (2017年11月3日 23時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 放送委員長です (2017年11月3日 22時) (レス) id: 14a7f776e3 (このIDを非表示/違反報告)
おかか王子(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます!!頑張りますね!! (2017年11月2日 22時) (レス) id: 85f7c4817a (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 夢主ちゃんの気持ち分かります!続き楽しみです。更新ゆっくりでかまいませんので頑張ってください(^_^) (2017年11月2日 22時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか王子 | 作成日時:2017年10月28日 1時