憧れと現実は別世界【名探偵ｺﾅﾝ】

27 ページ28

あなたside




コ「おめぇ、それﾏｼﾞでいってんのか?」




あ「ﾏｼﾞ。…こら、そんな痛い奴を見るような目をしない!私だってよく分かんないんだから。」




疑いをかけまくってくるコナン君を何とか納得させて、哀ちゃんの所に行こうとした。




ﾋｭｯ＿＿




…と、同時に何かが飛んできたので一瞬避けようかと思ったが、割れ物だと困るので素手で取った。




ﾊﾟｼｯと音がして、手の中の物を見てみると




あ「…お菓子?」




赤「そうだ。…寝ぼけてる訳ではないようだな。」




見覚えがある包装紙に包まれていて、この間渡しに来ていた時のだな、と悟った。




ﾎﾞｿｯと呟いた赤井さんに、私は嬉しさ半分、ｲﾗつき半分という複雑な気持ちになった。




あ「大変嬉しいんですが、当たったらどうするんですか。」




投げつけられたお菓子をﾃｰﾌﾞﾙに置いて、腕を組んでいる赤井さんに、質問をぶつけた。




赤「取ったんだからいいじゃないか。良い反射神経だ。」




あ「ｱｯ、ありがとうございます。…じゃないわ!!普通に渡してくださいよ、普通に!!」




危うく、普通にお礼だけを言いそうになってﾊｯと我にかえった。




呆れ気味にそう伝えると、赤井さんは可笑しそうにｸｸｸｯと喉をならした。




え、今のどこに笑い要素があった?




あれか?めっちゃくちゃ時間差で、じわる〜(笑)ってか?




いやそれは時間差すぎる。じゃあなんだ?




…ただのｷﾁｶﾞi＿＿




あ「ちょっ、あっぶないなぁ!!!」




赤「ﾁｯ、お前今変な事考えてたろ。」




“?“じゃなくて、“。“!?




え、何?心読める系の人?こっわ。




とか考えてるとまた赤井さんの拳が飛んできそうなんでやめときます。




あれは女を殴る時のふざけた感じじゃない、完全に殺そうとしてたもん。おそろしや。

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す