憧れと現実は別世界【名探偵ｺﾅﾝ】

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あなたside




あ「ねぇ話すために移動する必要あります?しかも私の家!!」




全員分の飲み物を用意している最中、私はわざと大きめに声を張って愚痴をこぼす。




隣で手伝ってくれている安室さんを席につくように促し、この間作りすぎたｸｯｷｰを皿に盛る。




まぁ、盛るって言ったってお皿にｸｯｷｰをぶっ込むだけだけどさ。




私はそれらをおぼんに乗せ、ﾃｰﾌﾞﾙの上においた。




ﾃｰﾌﾞﾙの上に紅茶、ｺｰﾋｰ、ｼﾞｭｰｽのﾎﾞﾄﾙと砂糖の入ったｶｯﾌﾟを置き、全員分のｺｯﾌﾟを置いた。




沖「そうすればAさんが逃げられないでしょう?」




ｺｰﾋｰ貰いますね、と言ってｺｯﾌﾟに手を伸ばす昴さんに、はい、と伝えてから我に返る。




やだ、この人さらっと怖いこと言ってるんだけど。




コ「あ、じゃあ僕ｼﾞｭｰｽ貰うね!!」




あ「ふふっ、どーぞ?」




口元を抑えながら笑ってから、コナン君の差し出したｺｯﾌﾟにｼﾞｭｰｽを注いだ。




コナン君達は何で笑っているのかｻｯﾊﾟﾘなようで、頭に?を浮かべている。




コナン君にいたっては、少し不服そうな顔を見せている。




安「なんで笑っているんですか?」




あ「いや、コナン君にだけじゃないですよ。」




私は緩む頬を抑えながら、安室さんを見た。




だって皆まだﾊﾞﾚてないと思ってるからか、演技続けてるんだもん。




素性を知っている私からしたら、もう笑いを堪えるのに必死だったのだ。




沖「ほぉー?…どういう意味か、詳しく説明してもらいましょうか。」




あ、ちょっと待って。私ったらﾏｼﾞのﾋﾟﾝﾁじゃんか。




あっははー…ワラエナイネ。




いやもう笑うしかないのか?私こっちに来てから墓穴ばっかほってんだもの。




ここ掘れわんわん、ってか?ったく、冗談じゃないよ。

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