【文スト】記憶喪失の私でも愛してくれますか？

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〜探偵社にて

谷崎「駄目だってナオミ」

ナオミ「静かにしないと起きちゃいますわ」

谷崎「で、でも勝手に入るのは…」

ナ…オミ…

A「ナ…オミちゃん…」

ナオミ「Aちゃん！？起きましたの？」

A「ご、ごめんなさい！つい呼んでしまいました」

声に驚いて謝ったけど、何処に人が……

下に居た。寝てて分からなかった

ナオミ「Aちゃん！私が分かりますの？」

A「ぼんやりとなら……」

顔にモヤがかかっているようにぼんやりと…
実際、本人の顔を見たとしても、そのモヤが消えることはないんだろうな……

谷崎「ごめンねAちゃん、勝手に起こして(汗」

優しそうな人。

谷崎「ほら、行くよナオミ」

ナオミ「はーい」

良いお兄ちゃんだな、妹になってもいいな
そう、考えているとまた、誰かの顔にモヤがかかっているのが頭に浮かんだ
私は思わずナオミちゃん？の腕を掴んだ

―花が咲く月夜―

A「ちょっと待って」

《はぁ〜太宰さんに怒られてしまいますわ、
でもお兄さまが居れば大丈夫ですわ！
太宰さんも見に来てあげたらいいのに》

私は驚いて手を離した

ナオミ「どうしましたの？」

A「いや、やっぱり何もないです」

ナオミ「分かりましたわ、また何かありましたら言って下さいね」

A「はい」

そして二人はいなくなった

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