109本目 ページ10
「んー......」
どうしよっかなぁ。
ゾムさんとご飯に行きたい。前もそれで悩んでいた気がする。
今回はなんというか...ゾムさんの心情を探るため、である。
究極のめんどくさがり屋な私は、普段嫌いだったら嫌いだし好きだったら好きでいいじゃん、人のいざこざは嫌だという考えだが、今回ばかりは違う。
ゾムさんは私の彼氏だから。大切な人だから、大切な人に何があったのかくらいは知りたい。
まぁただ素直に全部話してくれるかは別だが。
「......ぉあーー...」
「そ、そんな変な声出してどうしたんすか？」
「ﾄﾞｩｯｳｴｧ？！！！！」
「んふっ、何その声」
ブレザーに身を包んだゾムさんが私の後ろに立っていた。びっくりして思わず振り返ればゾムさんは楽しそうにけたけたと笑っていた。
私の隣の席に座り、じっと私を見てくる。
「.........あ、あの...？」
「ん？」
「...なんか、変ですか？」
「...や、その.........か、か......ぇ...」
「？？？」
口を開いては閉じ、何やらもごもごしている。
段々と顔が赤くなっていくゾムさん。
この前の雰囲気とはまるで正反対で、いつものゾムさんのように見えた。
「.........んや、なんも......」
「そうですか...
あ、そうだゾムさん」
「え、な、なん、すか？」
「今度ご飯行きましょ
今日でもいいんですけど、なにか予定ありますか？」
「特に何も......あ、じゃ、じゃあ行きますか...？」
ゾムさんは眉を下げてにへらと笑う。
そうと決まってはいてもたってもいられない。ゾムさんを連れて教室から出た。
すると丁度シャオロンくんと鬱くんとばったり会った。
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らむ(プロフ) - わー！！！まじすか？！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ありがとうございます！これからも頑張りますよ〜〜〜！ (11月1日 12時) (
レス) @page3 id: 09543f43fc (このIDを非表示/違反報告)
水傘るん(プロフ) - 一から全て読ませていただきました！！！とてつもなく最高でした...！！天才すぎます...！！これからも応援してます！！！！ (10月29日 1時) (レス) @page2 id: 4bf02c7a0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむ | 作成日時：2023年10月19日 12時
