101本目 ページ2
side zm
心臓が耳元にあるみたいにうるさい。
幾度となくシュミレーションしてきた。何回も言葉を考え直して、どう言えば俺の思いが伝わるかをずっと考えてきた。
手が震える。海の匂いが鼻をくすぐり、ここは現実だと五感が伝えてくれる。
｢.........っ、......あの、...｣
ぎゅ、と服を握った。指先は冷たい。
は、は、と短い息を吐く。
頭がどんどん白くなっていって、何を言おうとしていたのか忘れそうになる。
｢お、俺.........と、......つきあって、ください、｣
ずっと言えなかったことが言えた。
胸の奥でつっかえていた何かがなくなった気がした。
柊さんの反応が怖くて見れない。顔を上げられない。
｢.........先程言った通り、私は自分に自信がないです。だから、自分からお願いするのはおかしいんじゃないかと思ってたんです。
...その、初めて告白されたので、なんて返すのがいいのかはわかりませんが、
.........これから、よろしくお願いします。｣
｢.........は、っぇ、あ、え？！つっ、付き合ってくれるんすか？！｣
｢.......えと、恥ずいんで繰り返さないでもらっていいですか...？｣
ふふ、と恥ずかしそうに顔を手で覆う柊さん。
今、俺が告白して、OKもらえたってことは、
柊さんはこれから俺の彼女、ってこと？
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らむ(プロフ) - わー！！！まじすか？！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！ありがとうございます！これからも頑張りますよ〜〜〜！ (11月1日 12時) (
レス) @page3 id: 09543f43fc (このIDを非表示/違反報告)
水傘るん(プロフ) - 一から全て読ませていただきました！！！とてつもなく最高でした...！！天才すぎます...！！これからも応援してます！！！！ (10月29日 1時) (レス) @page2 id: 4bf02c7a0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむ | 作成日時：2023年10月19日 12時
