サボりとメロンソーダ 2【zm】 (ページ35)

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「初めまして、桃瀬豚平です。気軽にクソ豚かトントンと呼んでください。」

「あ、柊Aです、気軽にクソガキって呼んでくださいね」

にこりと笑いかければトントンさんは吹き出してしまった。
あ、いやクソ豚さんの方がいいか。
トントンさんに何故私に用があるのかを聞いた。

「単刀直入に聞きます。柊さんの周りの男子の友達なんですけどあいつらの中に好きな人っているんですか？」

「あいつら、……んーっと…？」

最近仲の良い男子の名前を挙げていった。
ロボロ君、シャオロン君、鬱くん、捏島さん、チーノさん、ゾムさん辺りかなぁ？
そう伝えればそうそう、とトントンさんは頷いた。
好きってあれでしょ？恋愛での好きでしょ多分。

「…………あー、いないっすね」

「…はぇ、意外っすわ」

まじかーとため息をつきながらお冷を飲むトントンさん。
私彼氏はいらないタイプの人間なんだよな。あれだわ、友達以上彼氏未満すらいらん。友達だけでいいよ。めんどくさいから。
トントンさんは1人でぶつぶついいながら携帯をぽちぽち打ち始めた。
用事はそれだけかな？

「じゃあ私帰っていいすか」

「えっ駄目です」

「なんでだよ！！！！！！！！」