私と貴方の化学反応記録日記 【文スト】

※ ページ49

中原中也
「えッ、俺もですか！？」
三人が高級ドレス店内で楽しそうにしているのを見つけ、そっと見守っていました。すると、森さんにそれが露顕しました。森さんが
「中也君！居たなら声を掛けてくれれば良かったのに！」
と云えば、今度はエリス嬢が
「そうよ！どうしてこっちに来ないの？チュウヤ。ヒメも居るわよ！」
と云います。そんなわけで仕方なく輪の中に入ると、いつの間にか貴女とエリス嬢が着るのと同じデザインのドレスを彼も着ることになってしまいました。決定権は彼ではなく森さんにあります。彼に抗う術はありません。心做しか貴女の瞳も輝いているので、もう彼は文句を云う口も閉ざさなければならなくなりました。…が、頑張れ！首領側近！


黒の時代・太宰治
「A！何でこんな所に居るんだい！首領に何か変なことされてない！！？」
物凄い形相で駆け寄って来ます。あらぬ疑いを掛けられた森さんは
「太宰君酷い！」
と不満げですが、彼は一切気にしません。任務帰りの少々汚れた格好の儘、貴女にぎゅーっと抱きつきます。
「アラアラ、ダザイってば、随分甘えん坊なのね」
とエリス嬢にくすくす笑われてしまう程。まあ、彼はそれすらも気にしませんがね。それから森さんとエリス嬢に適当な挨拶をして、貴女の手を引っ掴んでお家に帰ります。楽しそうにしていた貴女に、ちょっとジェラシーを感じてしまったのではないでしょうか。そんなところも可愛いですね。

化学反応記録帳・一冊目纏め→←貴女が外で森さんと会い、エリス嬢と仲良く遊んでいる所を見ると…

ラッキーアルファベット

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