私と貴方の化学反応記録日記 【文スト】

貴女が外で森さんと会い、エリス嬢と仲良く遊んでいる所を見ると… ページ48

・抹茶様リクエスト・

「ふふっ、素敵なドレスですね、エリス嬢」


中島敦
「ちょ、ちょっと、Aさん！こんな所で何してるんですか！」
貴女が森さんに変にちょっかいを出されたのでは、と心配して駆け寄って来ます。そして、貴女を背に庇い、森さんとエリス嬢と対峙します。ですが、ただ単に仲良く遊んでいただけだと分かると光の早さで二人に頭を下げます。森さんには
「構わないよ」
と微笑いながらお許しをいただき、エリス嬢には
「ヒメはステキな彼氏が居るのね！」
と少々揶揄われてしまいます。彼の周りはいつも暖かいですね。


芥川龍之介
「A………」
貴女の名を呼び、此方へ来いと云おうとした時に森さんとエリス嬢の存在に気づきます。そして、声を掛けるのを辞めます。エリス嬢と貴女が楽しそうにしているのだから邪魔をするのは悪いと思ったのか、それとも今声を掛けてエリス嬢の機嫌を損ねたら森さんが面倒くさいと思ったのか、真実は彼の胸中に有り、です。


太宰治
「A〜！…はあ。全くもう、私を置いて何処へ行ってしまったんだい…」
デート中、少し目を離した隙に姿を消してしまった貴女。彼の居る向かいの道路では、街医者の格好をした森さんが、彼と同じように愛しい少女の名を呼んでいました。彼は明ら様に顔を顰め、見つかりたくない…と思いましたが、残念なことに見つかってしまいました。そして、二人して違う女性の名を呼びながら街を彷徨うこと数分。漸く二人で楽しそうに遊ぶ貴女とエリス嬢を発見しました。この時ばかりは彼も、いつもエリス嬢に逃げられている森さんの気持ちがほんの少ーしだけ分かったとか矢っ張り分からなかったとか。

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ラッキーアルファベット

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