私と貴方の化学反応記録日記 【文スト】

貴女と宿敵が事故ちゅーしてしまう現場を目撃すると… ページ37

・颯貴様リクエスト・

｢んっ…！？｣


中島敦(芥川龍之介)
｢なっ…！？おい！お前は早くAちゃんから離れろよ！｣
事故なので、どちらのことも責められません。ですが、芥川が中々離れないと、あっという間に半ギレ状態に。嫉妬ですから、こればかりは許してあげてください。家に帰ったらた〜っくさんキスされるので、貴女もご覚悟を。


芥川龍之介(中島敦)
｢きっ…さま…！！僕のAに何をするか！！！｣
ぶちギレます。仕方ないこととは云え、自分だけのものである筈の貴女の唇が一瞬でも奪われたことが許せないのです。ですが、敦君は直ぐに離れてくれますし、必死に謝りますので、許してあげてください。彼が敦君を殺しそうになっているのも、止めてくださいね。


太宰治(中原中也)
｢ふっ…ざけんな！！｣
貴女が躓き、中也さんの方へ倒れてその唇と唇が触れ合った瞬間、貴女の後ろ襟を引っ張って引き剥がします。それ程までに嫌なんです。貴女が自分以外の男と触れることが。
思わず叫び、引き剥がした貴女を強く抱きしめた儘、中也さんに向かって威嚇のように
｢フーッフーッ｣
と怒りによる息切れを起こして歯を剥き出しにします。中也さんはそれを莫迦にしたように笑い、貴女に｢悪かった｣と一言謝り、去って行きます。こうなった彼は面倒極まりないと分かっているのです。


中原中也(太宰治)
｢んなっ…！！手前ッ！！！巫山戯ンじゃねえ離しやがれ！！！｣
階段の少々高い位置から落ちそうになった貴女。下に居た太宰さんに抱き留めてもらう形になって仕舞いましたが、その際、事故か、はたまた太宰さんの故意か、唇が重なって仕舞いました。却説、この後どうなったと思います？何とこのクソ男…んん、太宰さんは、貴女と口づけた儘抱きしめて離そうとしませんでした。彼が無理矢理引き剥がすと、やっと離れましたが、その頃には貴女はもう酸欠状態。
｢うふふ…中也に、最高の嫌ガラセ｣
｢本気で…殺す……ッ！｣
彼の目は本気です。









ーーー
今回の太宰は史上最高に屑です。

｢死ぬなら貴方に殺されたいな｣と云われると…→←貴女が無理したことに対して叱ると…

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す