私と貴方の化学反応記録日記 【文スト】

貴女があまり仲良くない彼に｢嫌い｣と云うと… ※病ンデレ ページ24

・泥沼いなば様リクエスト・
「っ貴方なんて、嫌いよ！｣

中島敦
｢っ…！何でそんなこと云うんだ！！｣
普通では有り得ない程にブチギレます。彼は、傷つけられた悲しみが、普通とは少し違う方向に飛んで仕舞うのです。あまり仲良くはないとはいえ、彼は貴女のことを好いているので、傷つくのも当然。軽率に｢嫌い｣などと口にした貴女にも、非はありますよ。彼の傷を受け留め、ちゃんと治療してあげてくださいね。


芥川龍之介
｢何だと貴様…...もう一度云ってみろ。その口、二度と利けぬようにしてやる｣
命の危機です。一旦逃げてください。…と云いたい所ですが、逃げたところで、最終的には追いつかれます。苦しい思いをしたくないなら、先刻の言葉を即刻撤回することですね。彼の怒りは凶器です。貴女が彼につけた傷は、いずれ必ず貴女を苦しめます。取り返すなら、今のうち。


太宰治
｢へえ。嫌い。嫌い、ねえ。うふふ、嫌いかぁ｣
にっこり。不穏な影を纏わせた笑みを浮かべます。悲しみと怒りと悔しさが綯い交ぜになって彼の胸の中をぐるぐると混ぜます。彼の優秀な脳味噌は、どうすれば貴女が二度と｢嫌い｣だなんて言葉を自分に向けることが出来なくなるかを導き出しています。苦しい思いをしたくなければ、云い過ぎたと謝って、先刻の台詞を撤回してください。でないと、彼のどんな"お仕置き"が待っているか、分かりませんよ。


中原中也
｢は…？…き、らい……だと…？｣
現実が受け止めきれません。暫く放心します。ですが、その隙に貴女が逃げようとすれば、その腕はいとも簡単に捕まえられます。強く引かれ、彼の腕の中に捕らえられたかと思えば、次の瞬間には貴女の首には首輪が着けられています。
「嫌いでも…俺は好きだ……だから、こうする。仕方ねえンだ。許してくれるよな…？」
手前は、優しいからな。
耳元で囁かれ、身も心も囚われます。もう二度と、彼を嫌いだなんて云えません。

彼に手作りのバレンタインチョコを渡すと…→←彼と二人で料理すると…

ラッキーアルファベット

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